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最高峰性能の小型マシン「Mac Studio」に新iPhone SE/iPad Air登場! 2022年春のApple Event 第26回

新「iPad Air」実力はもうProを越え!? 創作&エンタメにフル回転

2022年03月16日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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AirPods Maxで空間オーディオ対応コンテンツのダイナミックヘッドトラッキング再生を楽しむ

空間オーディオにもフル対応。AirPodsと一緒に楽しみたい

 iPad Airは動画や音楽など、エンターテインメントコンテンツの鑑賞にも最適だ。本体に内蔵する2スピーカーオーディオシステムにより、迫力あふれるサウンドが楽しめる。内蔵スピーカーによる空間オーディオに対応する。

 例えばApple TV+のビデオ、Apple Musicの音楽コンテンツは、内蔵スピーカーだけで独自の立体音楽体験に触れられる。第3世代以降の12.9インチ、全世代の11インチのiPad Proは、空間オーディオに対応する計4機のスピーカーシステムが内蔵されている。音の分離、オブジェクトの定位の明瞭度や立体感などはiPad Proの方に軍配があがる。

 Wi-Fi+Cellularモデルは、5G対応の常時ネットワーク接続に対応する。iPad Airの本体質量は8グラムほど11インチのiPad Proよりも軽い。リモートワークに限らず、時期が来たら旅行や出張などにも持ち出して活用したい。

 アウトドアでのエンターテインメント再生には、ワイヤレスヘッドホン・イヤホンがほしくなる。第3世代のAirPodsと、AirPods Pro、AirPods Max、またはBeats by Dr.DreのワイヤレスイヤホンBeats Fit Proを組み合わせると空間オーディオ対応コンテンツの再生時に「ダイナミックヘッドトラッキング」が使える。ダイナミックヘッドトラッキングをオンにすると、コンテンツの視聴者が顔の向きを変えるとヘッドホン・イヤホンが動作をリアルタイムに検知して、iPadなどデバイスで再生するサウンドがコンテンツ内のあるべき位置に定位したまま、聞こえてくる。いっそう深くコンテンツ再生にのめり込める機能として注目したい。

USB接続のハイレゾDAC内蔵ヘッドホンアンプも揃えよう

 新しいiPad Airは前世代機よりもUSB-Cポートのデータ伝送速度が、最大2倍高速化した。外部機器との接続が安定感を増したように感じる。

 USB-Cポートにハイレゾ対応のUSB-DAC機能を搭載するヘッドホンアンプを接続すると、Apple Musicで配信されているハイレゾロスレス対応の楽曲がより良質なサウンドで楽しめる。iPad Airに直結できるポケットサイズのヘッドホンアンプがおすすめだ。

Apple Musicのハイレゾロスレスコンテンツの再生には、iPad AirのUSB-Cポートに直結できるポケットサイズのハイレゾ対応ヘッドホンアンプが便利だ

 Apple Musicでハイレゾロスレス再生を楽しむためには、「ミュージック」アプリの設定から「オーディオの品質」に入り、「ロスレスオーディオ」をオンにする。iPad Airは5G対応なので、5Gネットワーク環境ではなおのことハイレゾロスレス再生が安定する手応えがあった。だが、ハイレゾロスレス再生をモバイル通信ストリーミングで利用すると、データの使用量もガツンと増える。データ使い放題の契約プランでない限り注意しながら楽しみたい。

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