ソフトバンクも買う 巨大「鉄フロー電池」、 再エネシフトの切り札なるか
風力発電や太陽光発電がさらに普及するためには、大規模な蓄電設備が欠かせない。安価で豊富に存在する鉄や塩、水を主な材料とする鉄フロー電池は、クリーンエネルギーの無害な貯蔵方法として期待が高まっている。
大阪大学、物理システムを低コストで制御するAIを開発
大阪大学の研究チームは、ロボットやドローン、自動車といった物理システムを制御し、さまざまなタスクを実行するための機能を、低コストで学習する人工知能(AI)技術を開発した。数値実験では自律型移動ロボットの制御において、約200種類のタスクを一度に学習するシミュレーションを実行し、従来法に比べてメモリー消費量を24分の1に削減できた。
農家のごみを宝の山に、 BECCSの事業化に挑む 米スタートアップ
米ローレンス・リバモア国立研究所の科学者たちが立ち上げたスタートアップ企業が、カリフォルニア州に新しい燃料製造プラントを計画している。農業廃棄物の山から水素を作り出して、二酸化炭素を地中に貯留する施設は商業的に成立するか。
「自然頼み」の温暖化対策に警鐘、環境悪化の可能性=国連
地球温暖化を抑えるための方法として炭素を吸収する樹木や作物を植えることが提唱されている。だが、食糧生産と競合し、生態系を変化させ、生物多様性に負担をかけるリスクを踏まえた、慎重な取り組みが必要だ。
ペロブスカイト太陽電池の耐久性を向上させる新材料=産総研
産業技術総合研究所(産総研)ゼロエミッション国際共同研究センターの研究チームは、日本精化と共同で、ペロブスカイト太陽電池に使われる有機ホール(正の電荷)輸送材料について、ドーパント(少量添加する不純物)を使用せず、高い光電変換効率が得られる新規材料を開発した。従来のホール輸送材料にドーパントを添加しない場合と比較し、変換効率が約3割向上。耐久性を確認するために耐熱性試験を実施したところ、1000時間を経過しても初期の光電変換効率を維持することが分かった。
イスラム教徒女性を「ネット競売」、インドで嫌がらせ相次ぐ
イスラム教徒の女性を偽オークション・サイトで「競売」にかけるといった、イスラム教徒に対する嫌がらせがインドで相次いでいる。インド政府やテック企業の動きは鈍い。
狙われる発電所、ウクライナは電力を守れるか
ロシアによるウクライナ侵攻で、ロシア軍は電力供給施設を標的にしている。ウクライナは国内の主要発電所が稼働停止した場合でも電力の供給を続けられるよう、EUとの送電網統合を急速に進めたい考えだ。
自動運転「レベル4」盛り込む、道交法改正案が閣議決定
自動運転「レベル4」の運行の許可制度の創設を含む道路交通法の改正案が、3月4日に閣議決定された。今国会で提出され、審議される。自動運転レベル4は、システムの周辺監視による、特定条件下における運転者がいない状態での自動運転(「特定自動運行」と呼ぶ)に相当する。
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