ごきげんよう、ナベコです。今日も忘れてしまいたいことを忘れるためにおいしいものを盛り盛り食べたいです。
さて、突然ですが、テリヤキバーガー、チキンタツタバーガー、ライスバーガー、なにが共通点でしょうか。どれもおいしい。正解。さらに同じ点としては、日本ならではの発想で生み出されたハンバーガーであること。「テリヤキバーガー」は日本発のハンバーガーチェーンであるモスバーガーが最初に広めたと知られていますね。一方で「チキンタツタ」はマクドナルドが日本向けに生み出したメニュー。マックにはご存じ「テリヤキマックバーガー」がありますが、モスバーガーにはチキンたつた、つまり竜田揚げ(から揚げ)をメインとしたハンバーガーは、意外にもありませんでした。
満を持して、今年、モスバーガーが自信をもって打ち出す「とり竜田バーガー」を発売。1月27日から販売されており、3月下旬までの期間限定商品です。
■モスで「とり竜田」バーガー
「とり竜田バーガー」(390円)は、鶏肉のジューシーさが味わえるとり竜田に、甘みと酸味のバランス良い醤油ベースのソースを合わせたバーガー。好みに合わせて酸味を調整できるよう“くし切りのレモン”を添えています。幅広い世代のお客さんに楽しんでもらえるハンバーガー、とのこと。
日本発のバーガーチェーンとして和風バーガーには力を入れているモスバーガーの「とり竜田バーガー」はいったいどのような味わいなのでしょう。ナベコさん、食べてみましたよ。
カットレモンが添えてあって目に爽やか。これを自分でしぼりかけるわけですよね。レモンが添えてあるハンバーガーって、ファストフードの商品でこれまでなかったわけではないけど、珍しいです(モスバーガーのご当地バーガーや、ロッテリアが昨年販売した「エビブロサラダのエビバーガー」はレモン添え)。
カットレモンが添えてあると、居酒屋さんで生搾りじゃないレモンサワーを頼んだ時にもグラスにレモンが添えてあるような、そんなうれしさがありますね!
国産鶏のむね肉を使用した竜田揚げは、厚みがあってとても柔らか。衣が薄いのも特徴です。当然、できたてはアツアツ。シャキシャキした刻みキャベツの小気味いい食感がむね肉のジューシーさを引き立ててくれます。
キモとなるソースは、醤油ベースに細かく刻んだ青ねぎと白ネギを加え、さらに隠し味として甘味噌的な味わいのテンメンジャンや、レモンや、ゆずを加えたもの。食べた感想としては、トロミがついたぽん酢のよう。柑橘の酸味があって後味がさっぱりします。
上のバンズ側にマヨが塗っています。商品説明をみるとカロリーオフのマヨだそうです。量的に多くないので、さりげなくコクを加えてくれています。和風のテイストある具材をハンバーガーらしくまとめる重要な役割。
モスバーガーのバンズはふかふかやわらか。ギュッと詰まったサイズ感で、パクパクッとあっという間に食べきってしまいました。
■マックの「チキンタツタ」よりさっぱり
とり竜田バーガーは、柑橘の酸味が特徴でマクドナルドのチキンタツタよりもさっぱり、爽やかに食べられました。
そして、バランス良し。竜田揚げ自体、醤油、おろし生姜などの下味がきいていて、それにレモンやソースが加わることで、旨みがさらに引き立ちます。引き算で仕上げたような、日本発のバーガーチェーンをアイディンティティとするモスならではの丁寧な作りです。
ただし、ハンバーガーにジャンクさや、濃いインパクトある味わいを求める場合に物足りないと感じるかもしれません。また、お酒のお供に食べるのも悪くはないけれど、ガツンとしたパンチはないのでランチバーガーといった雰囲気ですよ。
コッテリした味わいではなく、軽めに食べられるバーガーを求めている時、和風の味わいのバーガーを食べたい時にオススメできる一品。3月下旬までの期間限定ですので、今のうちに食べてみてマックのチキンタツタと比べてみてください。
■今年で50周年
ちなみにモスバーガーは今年で50周年。伴って、マスコットキャラクターを「モッさん」(ハンバーガーの外見)から「リルモス」(初代のモス坊やに近いにお子さんの外見)に変更したり、一号店である成増店をリニューアルオープンしたりと目まぐるしいです。
なお、ロッテリアも今年で50周年。昨年の2021年にはマクドナルドが一年早く50周年を迎えています。1970年代初頭に日本でハンバーチェーンが動き出しました。それから50年。感慨深いですね。
さらに余談ですが、今回モスバーガーへ行った時、ポンと抜けたように財布を家に忘れて行ってしまいました。ふだんは電子マネーを積極的に使っているわけではないのですが、スマホ搭載のQuickpayで支払えてことなきを得ました。財布忘れてもご飯が食べられる便利な世の中になりましたね。時代の移り変わりを感じます。そもそも財布を忘れるな、という話ですが。みなさんは外出の時に忘れ物なきよう気をつけてね。では、ごきげんよう。
※記事中の価格は税込
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