サブスクセットのパックプランに自信
両社がサブブランドとともに自信を深めているのが、解約率を低くする武器を持っている点にあるだろう。
KDDIは、Netflix、Apple Music、YouTube Premium、TELASAの利用料がセットになった料金プランを提供。2月下旬からは、これにAmazon Prime、GeForce Now Powered by au、そして先頃値上げを発表したばかりのDAZNを加えたパック料金を提供する。7つの利用料はセットで月額9248円相当になるのだが、データ通信の使い放題を加えて、月額9988円で利用できる太っ腹なプランとなっている。
KDDIの高橋社長は「パックプランのようなプランを使ってくれるユーザーはそうでないユーザーと比べて解約率が極めて低いことがわかっている。その効果を見定めながら、より魅力的なプランを作れるよう分析を進めており、今後もパックプランを強化していきたい」としている。
ソフトバンクに関しては、自社グループサービスを使ってもらうことでの囲い込みができている。
PayPay クーポンやLINE MUSIC、PayPayカードなどのグループサービスと連携させることで、各サービスが拡大する一方、解約率が下がる効果が出ているとしている。
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