「食事」要素が大きなウェイトを占めるダンジョン探索RPG
石でも虫でも喰らってやる!“異食”のサバイバルRPG『屍喰らいの冒険メシ』は予想以上に硬派なゲーム
2022年01月28日 13時00分更新
日本一ソフトウェアより2022年1月27日に発売された“異食”のシミュレーションRPG『屍喰らいの冒険メシ』(PlayStation 4/Nintendo Switch)のプレイレビューをお届け。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに7678円となる。
本作はダンジョンで遭難してしまった冒険者たちが、探索で得た食材で食いつなぎつつ外への脱出を目指すサバイバルシミュレーションRPG。移動するのも戦うのにも“カロリー”と“水分”が消費され、それを“食事”で補っていくのが特徴だ。
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ダンジョンは3Dで構成され、シンボルエンカウント方式でシームレスにバトルへ移行。バトルはコマンド方式で、カロリーと水分を使ってスキルを発動する。いずれも無くなるとHPが減っていくので、きっちり管理しておきたい
手に入る食材はまともそうな“小さな肉”や“エリンギ”といったものから、“魔物肉”や“魔物の卵”という、いかにもダンジョンで手に入りそうものまで多種多様。そして、極限状態に追い込まれた人間には、見た目がアレな食材も貴重な栄養源となる……。
今回は、Nintendo Switch版の先行プレイをする機会を得たので、序盤のレビューをしていこうと思う。なお、本作は無料の体験版もSwitch/PS4にて配信中。セーブデータを製品版へ引き継ぎ可能なので、気になった人はまずそちらで遊んでみてほしい。
可愛く馴染みのあるキャラクターを自由にクリエイト!【キャラクリ紹介】
ゲームを開始すると、まずはキャラクターメイキングから始まる。「ディスガイア」シリーズなどでおなじみの原田たけひと氏によるベースキャラクターが全8種類用意されており、そこから自由にパーツを組み替えて自分だけのキャラクターを生み出していく。
見た目は身長も含めて思うがままにクリエイトしてもらって構わないが、気を付けるべきはキャラ性能を決定付ける“クラス”だ。
最初に選べるクラスは、「剣士」「斧使い」「槍使い」「弓使い」「魔法使い」「盗賊」「蛮族」「料理人」「無職」「探索者」の全10種類。それぞれに長所と短所があり、どんなパーティ(最大4人)にするか悩みどころとなる。
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筆者は本作のメイン要素となるであろうメシを充実させるため、最初の1人を「料理人」とした。コンセプト(脳内設定)は、全身白コーデ&眼を赤くする厨二病スタイルながら、現実主義的で虫でもなんでも残さず食べる料理人の鑑。戦闘面ではヒール(回復)が使えるのもポイントが高い
少しゲームを進めると、そのほかのメンバー(最大3人)をクリエイトする流れに。筆者は主人公を料理人としたので、残りの3人は戦闘職で固めることにした。以下、筆者渾身の脳内設定をご覧あれ。
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元気いっぱいの女剣士・アマンダ。パーティのムードメーカーであり、陰鬱なダンジョンでも彼女がいるだけで明るい雰囲気にしてくれる。剣が得意で、先陣を切ってモンスターへと突撃する特攻隊長。性格は健康志向でサラダが大好き
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お姉さん魔法使い・モエラ。現実主義で神経質になる主人公と対照的に楽天家な性格で、常におっとりのんびりしている。好物は甘味。戦闘では安全な後方から魔法で敵の弱点を突き、大ダメージを与えてくれる頼もしい存在
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後輩系女子の槍使い・ルメティア。小さな体格ながら長い槍を持つため攻撃範囲は広い。前に出たアマンダが敵を弱らせ、彼女がそれを黙々と槍でひと突きにしてトドメを刺していく。性格は内向的で声のボリュームは小さいが、果実を口にした際の笑顔が可愛い
と、妄想が暴走気味にキャラクタークリエイトを終わらせたところで約1時間経過。結構ハマっていたな……。
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