皆さん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
毎週木曜日にお届けする「学生たちの日常」では、工学院大学に通う学生たちが過ごす、西新宿でのそれぞれの日常をお伝えします。
今週は、私「ジェイ」(4年生/工学部・電気電子工学科)が、身近なものについて考えを巡らす、「身近な世界」をお届けしていきます。
前回の記事はこちらです。
【連載/身近な世界~vol.1】中央公園に転がっている癒し
過去の連載記事はこちら!:学生たちの日常
今年も新しい1年がやってきましたね!
みなさんもう抱負は立てましたか?
また、まだ立てていない方はどんな1年にしたいですか?
わたくしジェイは、今年の4月から社会人になるため、
「しっかり働きながら、今まで関わって頂いた人たちとの繋がりを無くさない事」を抱負に1年を過ごしていこうと思います!
皆さんの抱負も聞いてみたいな〜
さて、今回お届けする第2回の「身近な世界」は、珈琲ブラジル館です!
ここは、新宿中央公園の熊野神社前交番の交差点を西に渡った目の前にある東建ニューハイツ西新宿1階にあるレトロな喫茶店です。
初来店だったのと、お腹が空いていなかったこともありブラジル館ブレンドという店を代表するであろうブラックコーヒーを頼みました。
注文した後に、「ウインナーコーヒー」という「ウインナーが入ったコーヒー」の構図が一瞬浮かぶだろう名前をメニュー表で見つけて、どうしても気になったので携帯で調べてみたんですよね。
みなさんも少しは予想していたと思いますが、もちろんウインナーの入ったコーヒーではなかったです。それは、オーストラリアの首都・ウィーンで飲まれていた、コップから溢れんばかりのホイップクリームが乗ったコーヒーのことでした。
このコラムを書いている際に、この世に携帯がなかった場面のことを想像しました。この場面だと自分や他のお客さんは「店員さんにわからないことを質問する」という一見面倒だと思う人もいるだろうが、レトロなお店ならではの「お客さんとの会話」がもっと生まれ、ネットでは出会えない話を聞け、暖かい空間に入り込めるきっかけなどがあるのかな〜なんて思いました。だから、次から店員さんと会話をしてみようかなと。
コロナ禍のため、ドアが解放されていてビル風が少し入ってくるおかげで、空気は美味しく、珈琲の暖かさをより感じられ、コロナ禍ならではの楽しみ方もできました。そんな時間の中で、珈琲をぼーっと眺めていて、私はいつからブラック珈琲を飲めるようになったのだろうと思ったんですよね。
記憶を遡ると、初めてブラック珈琲を自ら頼んだのが、確か高校生の時だったと思います。当時、思春期真っ只中だった私は、ブラック珈琲を飲めるのが大人っぽくてカッコイイというイメージを持っていて、早く大人になりたいとかカッコよくなりたいとかばっかり考えていたと思います。だから飲めもしないブラック珈琲を、友人たちと高校生からしたら値段の高いカフェでわざわざ頼んでいたのだと思います。
当時は、店員さんを前にして、普通の顔をして「ブラック珈琲1つで」という台詞をに憧れみたいなものを抱いていたはずが、気づいたらその憧れを手にしていて、いつ「憧れていた瞬間」が来たのか全く覚えていないことに悲しいというか、大人になったということなのか、わからないですけど、複雑な気持ちになりました。
「いつ大人になったのか」という瞬間は、人それぞれ意味も回数も異なってくると思うのですが、多分当時の私の中では「ブラック珈琲を飲める」と言うのが、たくさんある「大人になる瞬間」のひとつだったのは確かだと思います。
自分が憧れていた瞬間を覚えていないのは、そもそもそんなに憧れていなかったのか、記憶からこぼれ落ちてしまっていたのか、はたまた別の理由なのかはわかりませんが、これからはその瞬間にしか生まれない気持ちや考えを心のカメラとして、しっかりメモで残していこうと思いました。
■ジェイのお気に入りの本紹介
『深呼吸の必要』
この本は、私がコロナ禍で出会った1冊です。
あたかも深呼吸をしたかのように落ち着きを持たせてくれるだけでなく、普段の日常にある当たり前過ぎて見えていなかったものを見せ、考えさせてくれる、そんな本でした。本章は116ページが33章に分かれており、私のように本を読み始めたばかりの人間でも手に取りやすく、読むことに対して億劫にもならないと思います。機会があればぜひ読んでみてください!