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【先行レビュー】スカーゲン新スマートウォッチ「Falster Gen 6」洗練を極めたデザインと小気味よい操作性

2022年01月08日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Falster Gen 6をAndroidスマホと組み合わせた時の使い勝手は文句なしに良かった。iPhoneとの接続にも対応している

ウェルネス・フィットネス系の機能が充実している

 ユーザーのGoogleアカウントを介して、スマホとウォッチの間で一部「ウェルネス=フィットネス」系のデータが連結管理できる。筆者は今回、Falster Gen 6をGoogle Pixel 6 Proにペアリングして試した。

ウェルネス・フィットネス系の機能が充実している

 リアルタイムに変わるワークアウトや心拍数の状態はスマートウォッチで見ながら、時系列の変化をスマホのアプリで追うといった具合にスマートな使い分けができて便利だ。

背面には光学式の心拍センサーを搭載

 ワークアウトは強めの運動と歩数が日誌としてスマホのFitアプリにも記録される。睡眠時間も同様に、眠っていた時間だけでなく「眠りの質」や、睡眠時の心拍の変化がたどれる。

睡眠時間だけでなく、眠りの深さも履歴をたどって確認できる

 本体裏側には光学式心拍センサーを内蔵する。前世代のGen 5からトラッキングの継続性と精度が向上した。さらにSpO2センサーも新しく追加された。一般的なフィットネス・ウェルネスの目的として、一定周期または任意のタイミングで血中酸素飽和度が測定できる便利な機能だ。計測にかかる時間は約30秒間。ウォッチを装着した手首を静かに構えている間、アニメーションを見ながら計測する。計測した過去のデータはウォッチの画面に時系列で並べて見られる。

SpO2(血中酸素飽和度)の測定にも対応。30秒ほどで計測は完了する

 安静時の心拍数とユーザーの生体情報を用いてVO2maxの推定値を表示、心肺機能の全体的な健康状態を長期的に計測するカーディオフィットネスも知ることができる。すべてのフィットネス・ウェルネス機能はカスタマイズができる本体のボタン押し操作から呼び出すか、またはホーム画面をスワイプする「タイル」に並べておけば、計測したい時に素速く呼び出せる。

 ワークアウトはユーザーが走ったり歩いたり、行動を始めた時にセンサーが検知して、自動で測定を開始・終了できる機能もあれば便利だと思う。今のところはワークアウトの自動計測に対応していないが、今後ソフトウェアアップデートによりぜひ加えて欲しい。ワークアウトを意識して反復するモチベーションにもなるからだ。

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