最新パーツ性能チェック 第361回
同じCore i5-12400でも2種類ある?
Alder Lake-Sの廉価モデル、Core i5-12400&Core i3-12100の実力を検証!エントリークラスの覇者となれるか
2022年01月05日 03時10分更新
安価なAlder Lake-S「Core i5-12400」「Core i3-12100」
を検証する
2022年1月5日、インテルは開発コードAlder Lake-SことデスクトップPC向け第12世代Coreプロセッサーの新モデルを発表した。昨年11月に投入したのはOC可能な“K付き”モデルだが、今回は“K無し”モデルを中心に実に13モデルを投入した(自作PC市場に流通しない“T付き”モデルは除く)。
ライバルであるRyzenの下位モデルは昨年発売されたRyzen 5000Gシリーズ(レビュー記事はこちら)以降展開が止まっているどころか、1世代前のローエンドモデルも市場から長期間姿を消しているが、インテルはしっかりと手を出しやすいバリューゾーンも押さえにかかっている。
さらに、このK無しモデルの投入に合わせ、新チップセット「H670」「B660」なども投入した。既存のZ690との相違点は後述するが、Z690搭載マザーボードよりもずっと安く提供される(安いもので1万円台中盤〜)ため、Z690搭載マザーボードが高くて手が出ないという人にも朗報だ。
今回筆者は幸運にも“K無し”第12世代Coreの中から「Core i5-12400」「Core i3-12100(ES版)」、そしてASRock製H670マザー「H670 Steel Legend」を評価する機会に恵まれた。第12世代のK付きモデルはRyzenの上位モデルの性能を上回るというミラクルを見せてくれたが、今回のK無しモデルではどうだろうか? 旧世代のCore i3/i5、そしてRyzen 3/5と比較しつつ、その実力を見極めていきたい。
CPUのパッケージ形状その他の要素は既存の第12世代Coreと何ら変わらない。Core i3-12100は撮影不可個体だったのでCore i5-12400だけお見せしているが、なぜ同じ12400が並んでいるかは後述することにしよう

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