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最前線に立つ販売プロに聞いた シチズンのスマートウォッチが人気を集める理由

2021年12月11日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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W770シリーズの「BZ1050-56W」は美しいグリーンの文字盤が魅力的だ

ファンの好奇心をつかむ、W770の美しい色使いとシンプルな使い勝手

 シチズンスマートウォッチの主軸となる3つのシリーズから、それぞれを代表する人気モデルを宇山氏にピックアップしていただき、多くのファンが注目するポイントを聞いた。

 W770シリーズの「BZ1050-56W」は美しいグリーンの文字盤が魅力的なスマートウォッチ。以前に筆者がレビュー「Riiiverが使いやすい!新スマートウォッチ「CITIZEN CONNECTED Eco-Drive W770」レビュー」で体験したが、どことなく日本の伝統的な和の風合いを感じさせる、いくつもの色を複雑に重ね合わせた繊細な青緑色を文字盤に再現する。BZ1050-56Lの青色の文字盤もまた光のあたり方によって藍色や空色、深い濃紺にゆったりと表情を変える。

Bluetoothでスマホと連動し、通知などを針で表示するW770シリーズ。左から右へ「BZ1050-56W」「BZ1050-56L」「BZ1055-52E」

 W770シリーズの「BZ1050-56L」は深みのあるブルーの文字盤が美しいアナログフェイスのスマートウォッチ。ペアリングしたスマホに通話の着信やアプリからの通知が届くと、秒針の動きと本体から鳴るビープ音、または本体の振動によって知らせてくれる。

 「曜日」「クロノグラフ」「世界のローカルタイム」など多彩な情報が、文字盤に配置された3つのサブダイヤルを一瞥するだけで素早く確認できる。宇山氏はアナログ腕時計らしいシンプルな使い勝手を実現したスマートウォッチのプレミアムモデルとして、W770シリーズは店頭での引き合いも特に強いモデルなのだと話す。

 秒針などに配色されている明るいブルーがアクセントを効かせることによって、腕時計の文字盤という小さな空間に立体的な奥行き感を与えている。この抑揚に富むデザインの魅力が、本機を体験したファンの好奇心をがっちりと掴んで離さないのだと、宇山氏は胸を張る。

 機能面ではスマホとのBluetooth連携による、時刻表示の自動修正に対応していることにも多くの反響が寄せられているという。W770は接続しているスマホの時刻を参照しながら腕時計の時刻を自動修正している。本機専用の公式モバイルアプリに搭載する地図をタップ、あるいは都市名を入力すると、世界316都市のローカルタイムに素速く時刻を合わせる便利な機能もある。現在は気軽に国外へ足を運びづらい状況が続いているが、また海外に旅行や出張のため出かけられる時をイメージしながら、店頭でこのW770の人気機能の説明に熱っぽく耳を傾けるファンが多くいるそうだ。

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