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「ESG経営」は儲かるのか? 因果分析で紐解く。

文●石井英男、ASCII編集部

提供: 電通国際情報サービス

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このテーマを社会全体に波及させたい

平瀬:今回ISIDさんとCALCチームとご一緒させていただいて、ものすごく光栄ですし、多くの学びがありました。我々はビッグデータの収集と分析をする企業で、分析の非常に大きな武器としてCALCチームに学ばせていただきました。今後も研究ベースとビジネスベース、両方でご一緒したいと思っています。

森田:我々がCALCでやっている因果分析は世の中に浸透していない、まだまだこれからのものですが、SDGsやESGといったテーマを因果的に分析していくのは、すごく面白いし、社会にも貢献できることです。データでしっかり要因まで分析する、その結果を踏まえて自分たちが何をできるか考えるということを社会全体が取り組むきっかけにしたいです。一部のギークな人たちのお楽しみではなく、社会全体に波及させていきたいですね。

松山:私はデータサイエンティストとしてCALCのビジネスに携わっておりますが、通常はお客さんのデータを預かってお客さんの課題を解決する場合が多いです。しかし、今回はサステナブル・ラボさんが提供する非財務ビッグデータのうえに、CALCの因果分析ソリューションを展開できる可能性に魅力を感じました。今進めている研究開発とともにビジネスへの展開も進められたらいいなと思っております。

磯崎:私はソニーCSLで非常に恵まれた立場でやらせていただいていて、基礎研究も思いきりできますし、同時に社会実装のところまでやってほしいと言われていますので、ビジネスのほうにも深く関わってきました。ただ、こういったデータの世界は机上の理論だけではなかなかうまくいかないんですよね。リアルのデータに直に触れることによる、基礎的なところへのフィードバックは非常に大きいです。今までもいろいろなところの皆さんに使っていただいて私が感じた課題みたいなところ、そこの普遍的なところを取り出して、そこを研究技術開発していくというすごくいいフィードバックが得られているので、さらにCALCをより良いものにして皆さんに使っていただける形にしていきたいと思っています。いろんな方に使っていただけると、我々としてもすごく励みになります。

中島:今回の取り組みは、小さな一歩ではあるものの、大きな可能性を示せたと考えています。ここからESG経営推進に課題を持つお客様に対するソリューションとして形をつくっていくのが私のミッションです。

 

(提供:電通国際情報サービス)

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