コンパクトサイズで使いやすいアップルの「iPad mini」の最新モデルや、シャオミの「Xiaomi Pad 5」など2021年はタブレットにも面白い製品が出てきました。しかし大手メーカー以外からも面白い製品が出てきています。高解像度なディスプレーを搭載し、さらに別売キーボードをつければノートPCのようにも使える「Blaciview Tab11」はちょっと気になる製品です。
中堅メーカーのタブレットは複数メーカーから1万円台の製品が販売されていますが、最近では性能を高めた製品も増えています。Blackview Tab 11は10.36型(2000x1200ドット)ディスプレーを搭載し、Widevine L1対応でストリーミングビデオのHD画質再生にも対応。メディアプレーヤーとしてもしっかり使える製品です。
チップセットはUNISOCのT618を搭載。最近同チップ搭載のタブレットが数多く出てきていますが、コスパの高さからメーカー側の採用が進んでいるのでしょう。UNISOCは旧Spreadtramと聞けば中華格安タブレットに搭載されていたチップセットとして知っている人もいるかもしれません。T618のベンチマークはメーカーによるとAnTuTuスコア224938ということで、ミドルレンジ級。一般的な使い方であればそれなりに動いてくれるでしょう。
メモリー容量は8GB、ストレージは128GBとこちらも余裕ある設計。4GのデュアルSIMにも対応し、カードスロットはnano SIM 2枚または1枚をマイクロSDとするよくある設計。
本体はアルミ合金製で高級感ある仕上げ。最薄部は8.6mmと薄く、重量は460g。このボディーなら6580mAhバッテリーとデュアルスピーカーを余裕をもって搭載できるわけです。中堅メーカーの製品ですが完成度は高く、メインタブレットとしても使えそう。なおビデオ再生は5.5時間、音楽再生は30時間、ゲーム6時間、ブラウジング10時間と長時間利用も可能。最大待ち受け時間は672時間とのこと。
さて最近のタブレットはエンタメ用途だけではなくビジネスユースにも使われます。Blackview Tab 11はメイン1300万画素、フロント800万画素カメラを搭載。タブレットで写真を撮ることはあまりないでしょうからメインカメラ画質はそれなりとして、フロントカメラはビデオ会議などでよく使われます。200万画素や500万画素フロントカメラを搭載するタブレットが多い中で、Blackview Tab 11は800万画素フロントカメラ。ビジネスユースに優位な性能と言えます。
さらには本体にある専用5ピン端子を使って、マグネット脱着式のキーボードも装着できます。Bluetoothタイプと違ってワンタッチで使えますし、カバー方式ではないので脱着もワンタッチ。そういえばXiaomi Pad 5はスタイラスペンは発売されていますが、類似のキーボードは中国以外の国では未発売。ビジネスにタブレットを使うならキーボードはあれば便利ですから、Blackview Tab 11はXiaomi Pad 5よりもビジネスよりの製品と言えそうです。
気になる価格ですがBlackviewは随時キャンペーンを行っており、たとえば2021年12月6日からはTab 11本体が169.99ドルと1万円台で購入できます。詳細な情報はBlackviewの公式ストア(下記)などから確認してみてください。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。
この連載の記事
-
第725回
スマホ
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場 -
第724回
スマホ
駅名ごとGalaxy! クアラルンプールの「Samsung Galaxy駅」がスゴすぎた! -
第723回
スマホ
レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい! -
第722回
スマホ
iPhone 16発売直後の深セン、中国でも中古買い取りショップと転売が盛況 -
第721回
スマホ
日本と変わらぬ熱気がスゴイ! 中国・深セン版「ポタフェス」に行った -
第720回
スマホ
USBケーブルや電源プラグに4G内蔵も! 進化するモバイルルーターたち -
第719回
スマホ
ドイツでも人気のシャオミのスマホ、ライカカメラで注目を高める -
第718回
スマホ
毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた -
第717回
スマホ
ファーウェイの新型EV「LUXEED」はスマート化でよりモバイルとクルマは密接な関係に -
第716回
スマホ
ディスプレー展示会で見てわかった最近のスマホの背面が美しい理由 -
第715回
スマホ
シャオミから大ヒット商品が登場! 4倍の値段で取引されるポータブルプリンター - この連載の一覧へ