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クリムゾンレッドを試す

Shure初の一体型完全ワイヤレス「AONIC FREE」にカラバリ追加、その音は?

2021年11月18日 19時30分更新

文● ASCII

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確実に操作できる点にもこだわっている

 これ以外にもタッチセンサー操作の機種が増えている中、あえて確実なボタン操作にこだわっている。イヤホン操作にダブルクリック、トリプルクリックを使う機種は多いが、タッチセンサーでは何回タッチを受け付けたかが分かりにくい場合もあり、ストレスにつながる。特にデフォルトでクリック2回に設定されている外音取り込みモードが明快に切り替えられる点はいい。

ボタンアサインの変更も可能。

 ボタン操作のアサインは変更可能だし、通話中のマイクミュートがあるという点もテレワークが増えている現在では役立つかもしれない。また、ボタンで再生を一時停止すると自動で外音取り込みモードに切り替わる「PausePlus」という機能も用意されており、外で周囲の音や会話をスピーディーに聞き取りたいという場合には便利だ。

 完全ワイヤレスイヤホンは、小型さや多機能性などを前面に打ち出したものが多い。そんな中、AONIC FREEは若干武骨な印象があるものの、シュアだからできるノウハウがいろいろと詰め込まれた実直さを感じるモデルに仕上がっている。

 こういう方向性は筆者としては嫌いでない。シュアの音の傾向が好きな人はもちろんだが、道具としてしっかり使い込めそうな製品がいいと考えている人にとってもいい製品ではないか。

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