Core i5-12600Kと組み合わせてパフォーマンスを徹底チェック
DDR4対応ながら驚異の実力を発揮! ASRockのゲーム向けZ690マザー「Z690 PG Riptide」を発売前に触ってみた
第12世代Coreプロセッサーの解禁とともに店頭に並んだ、Intel Z690チップセット搭載マザーボード。そのラインアップは徐々に増加中だが、注目すべきは、第12世代Coreプロセッサーのパフォーマンスを引き出してくれる、DDR4対応のZ690マザーボードだ。ASRockはDDR4モデルをメインに展開しており、「Z690 Extreme WiFi 6E」や「Z690 Steel Legend/Z690 Steel Legend WiFi 6E」に続き、コストを抑えたゲーミング向けモデルの「Z690 PG Riptide」を投入している。発売日は11月19日で、実売価格は3万800円前後。
製品名にASRockのゲーマー向けモデルとなる「Phantom Gaming(PG)」の名があるとおり、Z690 PG Riptideは競技系ゲームで大事なマウスやキーボードを低レイテンシーで使用できる「Lightning Gamingポート」と、ゲーミング向けの2.5ギガビットネットワーク「Killer E3100」を搭載している。さらに各社がZ690マザーボードで重要視している電源回路は、55A Dr.MOSによる13フェーズ回路を採用する。
そんなZ690 PG Riptideをいち早く触る機会を得られたので、試してみることにした。
Z690 PG Riptideのポイントをチェック
さっそくZ690 PG Riptideの気になるポイントをじっくりと眺めていこう。
13フェーズの電源回路部には、大型ではないが凹凸構造を採用し、冷却効率を高めたVRMヒートシンクを装備。電源回路の熱を不安なく放熱してくれるのが特徴的だ。CPU向け補助電源コネクターは、8pin+4pin仕様になっている。
拡張スロットはPCI Express 5.0(Gen 5)をサポート
第12世代Coreプロセッサー&Intel Z690チップセットは、PCI Express 5.0(Gen 5)の拡張スロットに対応している。PCIe 5.0対応のビデオカードや拡張ボードは未登場だが、最上段のPCI Express x16スロットは、PCI Express 5.0 x16動作をサポートしている。そのほか、x16形状(4.0×4)を1基、x1形状(3.0×1)を3基備えている。
そのほか、メモリースロットは最大でDDR4-4800駆動に対応し、最大128GBまで搭載できる。リアインターフェースは、PS/2ポート、USB 3.2 Gen 2 Type-A×2、USB 3.2 Gen 2×2 Type-C×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 2.0 Type-A×2、HDMI出力端子などを備え、必要十分といった印象を受ける。
M.2ソケットはPCI Express 4.0 x4対応のHyper M.2ソケットを2基、PCI Express 3.0 x4/SATA 3対応のUltra M.2ソケットを1基備えるが、M.2ヒートシンクは1基のみとなる。M.2 SSDが主流となっている昨今の流れからすると少なめだが、ヒートシンクの取り付け位置は変更可能だ。デフォルトのPCI Express x16スロット上のほか、スロット下部のHyper M.2ソケットにも取り付けられる。
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