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RTX 3060で高いコスパと性能、ライトアップへのコダワリも魅力的なゲーミングPC「LEVEL-R05A-117-RBX [RGB Build]」をチェック

2021年10月29日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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定番ベンチマークでマシンの性能をチェック

 LEVEL-R05A-117-RBXは、CPUがCore i7-11700、メモリーが16GB、GPUがGeForce RTX 3060搭載ということもあり、多くの用途で快適に使えるだけの実力があることは簡単に予想できる。とはいえ、冷却性能不足で思ったほど性能が出ていないこともある。そこで、確認のためにも定番ベンチマークソフトを使い、基本性能をチェックしていこう。

 まずは、総合ベンチマークソフトの「PCMark 10」の結果だ。このソフトは総合スコアだけでなく、アプリの起動速度やブラウザー、ビデオ会議性能などをチェックする「Essentials」、Officeソフトなどの性能を調べる「Productivity」、動画や画像編集、レンダリング性能などを試す「Digital Content Creation」の3つのサブスコアも計測してくれる。

「PCMark 10」の結果。ハイスペックPCらしく、総合スコアは7000を超える。GeForce RTX 3060が搭載されているだけあって、Digital Content Creationのスコアも高い

 スコアは順当で、上位のCore i7-11700KやRyzen 7シリーズ搭載のゲーミングパソコンと肩を並べるもの。性能バランスもよく、どんな用途でもしっかりと使えるだけの実力がある。

 続いて、純粋なCPU性能を「CINEBENCH R23」を使ってみてみよう。このベンチマークソフトはCGレンダリング速度からCPU性能を測ってくれるもので、結果はptsという単位の独自スコア。この値が高ければ高いほど、高速なCPUとなる。

 なお、CGレンダリングはマルチスレッド処理に向いている用途となるため、コア数、スレッド数が多いほどスコアは高くなる。CPUの最大性能を比較するのに向いたベンチマークソフトだ。設定は、デフォルト(10分間計測を繰り返し行なう)。すべての論理プロセッサーを使うCPU(Multi Core)と、1つだけ使うCPU(Single Core)の両方実行した。

「CINEBENCH R23」のスコアは、Multi Coreで13542pts、Single Coreで1553ptsとかなり高いもの。とくにMulti Coreは、上位のCore i7-11700Kと肩を並べるほどだった

 スコアはみてのとおりで、Multi Coreで13542ptsとかなり高い。別のマシンとなるが、手元のデータと見比べてみると、動作クロックが高いハズのCore i7-11700Kで13785ptsとなっており、これに迫るほどのスコアとなっていることが分かる。

 最近のCPUは、温度と消費電力に余裕があればそのぶん高クロックで長時間動作するため、同じCPUを搭載していても、意外と性能差が出てくる。場合によっては、今回のように上位CPUに並ぶほどの性能となることもあるわけだ。

 また、CPU温度がどのくらいまで上昇しているのかチェックするため、「HWiNFO」を使い、CINEBENCH R23のMulti Core計測中の温度を追ってみたところ、CPUのパッケージ温度で最大88度までしか上がっていないことが確認できた。

 温度が高くなりすぎると強制的に動作速度が落とされる(サーマルスロットリング)のだが、この形跡もなし。最初から最後まで、しっかりと全コア4.4GHzで動作していた。

「HWiNFO」を使い、CPU温度をチェック。最大で88度までしか上がっておらず、デュアルファンCPUクーラーの強さが実感できた

 ストレージ性能もみてみよう。搭載されているのはPCIe接続のNVMe対応SSDとなるため十分高速で、一般的な用途であれば、より高速なSSDと比べても体感できるほどの差はない。

 とはいえ、巨大なファイルを扱う……例えばプレー動画の編集などを行なう場合は、速度差がそのまま快適さに影響してくるだけに、気になるところだ。

「CrystalDiskMark」で速度をチェック。シーケンシャルリードが約2457MB/秒、ライトが約1989MB/秒と高速で、不満なく使えるレベルだ

 廉価なSSDではNVMe対応でも1000MB/秒前後のものもあるが、リードライトとも2000MB/秒前後と十分速く、満足いく結果となっていた。容量が1TBと多いので、大型タイトルのゲームを複数並行して遊びたい、という人にもありがたい。

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