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業界人の《ことば》から 第453回

パソコンの使い方が分からないなら、家族で自己解決を……!?

40年の節目を向かせた富士通のパソコン、手放しで喜べない理由

2021年10月04日 09時00分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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今回のひとこと

「オンラインで実現される便利な社会に行くには、大きな川を渡る必要がある。だが、渡れなければ不便な生活を強いられることになるどころか、いまや基本的な生活を脅かすことになりかねない」

(富士通クライアントコンピューティング・齋藤邦彰会長)

富士通のパソコンは一定の役割を果たしている

 富士通が、同社第1号パソコンであるFM-8を1981年5月に発売してから、今年は40年目の節目を迎えている。

 富士通クライアントコンピューティングの齋藤邦彰会長は、「40年間に渡り、富士通のパソコンが目指してきたのは、コンピューティング環境の提供により、お客様の豊かなライフスタイルに貢献することである。そのために、人に寄り添う製品を通じて、デジタル技術から取り残される人を減らし、デジタル格差の解消に努めている」としながらも、「コロナ禍において、富士通のパソコンが果たす役割がますます重要になっている。外出機会が減少し、おうち時間が増加していることにあわせ、これまで以上に、オンラインに対するニーズが高まっている。私の強い信念は、デジタルが苦手だと思っている人に、パソコンでオンライン生活を楽しんでもらうようにすることである」と語る。

 各種調査でも明らかなように、おうち時間が増加し、それに伴い、オンラインを通じて、コミュニケーションをとったり、様々なものを購入したりといった人が増えている。在宅勤務や在宅学習もオンラインの活用によって浸透。便利なオンライン社会が一気に訪れた。

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