中国のハイエンドスマートフォンメーカー「Meizu」が9月22日に新製品「Meizu 18s Pro」「Meizu 18s」「Meizu 18x」の3機種を発表しました。上位モデルの「18s Pro」と「18s」はSnapdragon 888+を搭載、カメラは18Pro sが5000万画素+3200万画素超広角+800万画素光学3倍望遠+30万画素深度測定、8K動画撮影にも対応するなどカメラ性能にも優れています。価格はメモリー構成8+128GBで4599元、約7万8000円です。
ところでMeizuにはキャラクターマスコットが存在します。PANDAERという名称でパンダを模したキャラ。Meizuグッズなどに採用されましたが目立つ存在ではありませんでした。シャオミが当初「米兎」というキャラクターを採用して人気になったことなどからキャラクターを設定したのかもしれませんが、Meizuのスマートフォン人気を押し上げるものにはならなかったのです。
今回の新しいスマートフォンの発表に合わせ、MeizuはPANDAERのキャラクターを一新させ、より親しみのあるものに生まれ変わらせました。それと同時にPANDAERキャラを採用した周辺機器も発売したのですが、Mezuユーザー以外も注目したいカッコイイ製品が出てきたのです。
まずはモバイルバッテリー。容量は2000mAhでUSB Type-AとType-C端子をひとつづつ備えます。出力は最大118WでPDやQC3.0にも対応。本体は透明ポリカーボネート製で、側面にはPANDAERのキャラが描かれています。本体サイズは約65×156×30.4mm、145g。
中の基板やバッテリーモジュールが見えるのがいいですよね。モバイルバッテリーメーカー、Shargeとのコラボレーション品で製品の正式名称は「PANDAER X SHARGE 118W ビジュアルモバイルバッテリー」。充電はUSB Type-C(65W)、出力はUSB Type-Cが100W、Type-Aが18Wとなります。
240×135ドットのカラーディスプレーを搭載し充電・給電関連の情報もリアルタイムに数値で表示されます。本体内部には充電時の過熱を防止するための温度センサーも内蔵されているようで、実際の温度も表示できるのが便利。本体が熱いかな? といった異常時も実温度を確認できるわけです。
別途太陽電池充電器も提供されます。5時間30Whという性能なので太陽光の当たる屋外などで放置しておけばそれなりに充電される、というイメージ。大きさは縦がモバイルバッテリーと同じ幅で、のり巻きのように巻き取り式で持ち運べるようです。
このモバイルバッテリーと太陽電池はクラウドファンディング方式で販売されるようで、出資者を募って先行販売、となるようです。追って一般販売もされると思われますが、透明ボディーがカッコイイだけにぜひ入手できるようにしてほしいもの。モバイルバッテリーは699元(約1万2000円)、太陽電池充電器のセットが899元(約1万5000円)となっています。
さてもう1つの面白い周辺機器はキーボード。スマートフォンにキーボードとは不思議ですが、モバイルゲーム利用を意識した製品なのでしょう。なお、接続はBluetooth 5.1、無線2.4GHz、USB Type-Cに対応するのでPCでも利用可能です。このキーボードにももちろんPANDAERのキャラが所々に描かれています。
キーボードメーカーであるIQUNIXとのコラボ商品であり、キーの数は80。キースイッチははCherry版とTCC版の2種類があります。またキー軸は赤、茶、青、銀から選択可能。価格はどれも699元(約1万2000円)。1600万色表示可能なバックライトのあるRGB版は799元(約1万4000円)です。
キーボード全体にはかなり傾斜があり、入力しやすい形状になっているといいます。
キーボードの文字はちょっとデザインを工夫しています。スペースバーなどの表記も楽しい感じ。Macユーザー用に交換用のOptionキーやCommandキーも付属するのはうれしい配慮です。
本体サイズは325×163×65mm、1053g、バッテリーは4000mAhを内蔵します。このキーボードもMeizuのクラウドファンディングで先行発売。一般販売時には入手して使ってみたいと思います。
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