CPUは第11世代のCore i5-11400H、sRGBカバー率99%と広色域ディスプレーも採用
写真・動画編集用のモバイルマシンに価格も性能もサイズもすごく丁度いい、GTX 1650搭載で11万円台の15.6型ノートPC「raytrek G5-TA」
2021年09月09日 14時00分更新
豊富なインターフェースでマルチディスプレー構成も
キー配列も一般的でタイピングしやすい
インターフェースの数は、ノートパソコンとしては十分豊富。USB端子は合計で4基あり、背面にあるType-CではDisplayPort Alt Modeに対応しているため、ポートリプリケータ等の変換機を使用せずとも直接外部ディスプレー出力が可能、HDMI端子も利用可能なので本体のディスプレーを含め最大で3つのマルチディスプレー環境が構築できる。
背面のUSB Type-Cのほかは右側面にUSB 3.2 Gen2(Type-A端子)が2基、左側にUSB 2.0が1基備わっている。左右でUSBの規格が違うので、ストレージなどの転送速度が影響する機器の接続は気をつける必要がある。とはいえ、片側に混ざって配置されていないので、右が速いと覚えておけばいいだろう。
キーボードは、一般的なノートパソコンで見かけるデザインで、日本語102配列かつテンキーも備わっている。狭額縁デザインでコンパクトな筐体になっているため、その影響かテンキーが3列になっている。一般的な4列配置のテンキーに慣れている人は戸惑うかもしれないが、ここは慣れの問題だろう。一部横幅が狭いキーがあるものの、主なキーのキーピッチは約19mmと、15.6型ノートパソコンでは一般的な大きさだ。
キーの打ち心地は良好で、適度な反発力と確かなクリック感を感じ、入力しやすい。静音キーボードとまではいかないが音は静かなほうで、カフェや図書館といった静かな場所でも周りをあまり気にせず作業できそうだ。
豊富なインターフェースによる拡張性や、高速な無線LANに有線LAN、Bluetoothなどのネットワーク接続系、クリエイターにとって重要な高色域ディスプレーと、必要な箇所はしっかり抑えられているコストパフォーマンスの高いパソコンだと感じる。