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Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く 第82回

デザインや使い勝手が着実に進化していた「Xperia XA2」

2021年08月30日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集● ASCII

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 今回紹介する国内では発売されなかったXperiaのグローバルモデルは、2018年第1四半期に登場した「Xperia XA2」です。コードネームはPioneer、モデル番号はシングルSIMモデル、デュアルSIMモデルともに「H41xx」でした。

ソニー「Xperia XA2」

 2018年の「Mobile World Congress」(現・MWC Barcelona)で発表されたミッドレンジのスマートフォンで、「Xperia XA1」の後継モデルにあたります。

 ディスプレーサイズは、5型から5.2型へとやや大型化し、解像度もHD(1280×720ドット)からフルHD(1920×1080ドット)へと高精細化しました。基本スペックはSoCがSnapdragon 630、メモリー3GB、ストレージ32GB。外部ストレージは最大256GBのmicroSDXCカードに対応し、OSはAndroid 8.0 (Oreo)を搭載しています。バッテリー容量は前モデルの2300mAhから3300mAhと大幅に大容量化しましたが、ワイヤレス充電には非対応です。

 本体サイズは、約70×142×9.7mmで、重さは約171g。カラーバリエーションは、シルバー、ブラック、ブルー、ピンクの4色展開となっており、ベゼルはそれぞれのカラーと同色でした。

 外観のデザインは、上下に鋭角的なボディーラインを持たせながら側面にカーブしたガラス製ディスプレーと、サイド面にカーブを持たせた手のひらになじむフォルム。両サイドは極めて細く、「Xperia XA1」よりも0.2型ほど画面が大きくなったことで上下のベゼル幅もほんの少し縮まり、よりスタイリッシュに変化しました。また、2.5D仕様のガラスパネルを採用し、ボディーは背面が膨らんだラウンドフォルムのおかげで、片手での操作性もよく携帯性にも優れたコンパクトさも担保しています。

 指紋センサーを備えた電源ボタンは備えておらず、従来からの円形のアルミ製削り出しボタンを採用しています。Xperiaの特徴とも言えるカメラボタンも健在です。底面の端子は、USB Type-Cへと変更。上部にはイヤホンジャックを備えています。防水防塵は非対応で、本体側面にあるSIMスロットやmicroSDカードスロットのカバーには、ラバーの保護はありません。

 リアカメラは、約2300万画素(1/2.3型、F2.0)でISOは最大12800。4K動画撮影や120fpsのスーパースローモーション動画の撮影も可能です。また、フロントカメラは800万画素(1/4型、F2.4、120度)でワイドな撮影ができ、セルフィー向きとなっています。

 ミッドレンジというポジションではありながらも、年々着実に進化を遂げてより使いやすさが増してきており、左右のベゼルが狭いスタイリッシュボディーだけでなく、スペックについても十分な性能を有した、まさに「スーパーミドルレンジ」モデルとなっていました。

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