2021年7月29日にセガより発売された、全世界で300万人を超えるユーザーが楽しむというヘンテコ病院経営シミュレーション『Two Point Hospital』の日本語版『ツーポイントホスピタル:ジャンボエディション』(PlayStation 4/Nintendo Switch)について、プレイレビューをお届けする。
本作は、オリジナル版の『Two Point Hospital』に4つの大きな拡張ダウンロードコンテンツ(DLC)を加えたほか、2つの追加アイテムパックDLCなど、多くの要素を詰め込んだ『JUMBO Edition』として発売されたタイトル。価格は、4488円(パッケージ版/ダウンロード版)。
さまざまな奇病をご紹介!
ゲームの概要としては、180種類以上のキミョウキテレツな病気がはびこるツーポイント州で、病院を経営するオーナーとなって人々の病気を治療していくことになる。
それだけだとほかにもありそうな「病院経営シミュレーション」だが、本作は「架空の病気」を治療するところが最大の特徴であり、ひと味もふた味も違うポイントだ。
たとえば、頭が白熱電球になってしまった「白熱頭症」や、自身を世界最高のロックスターだと思い込む妄想に取りつかれた「ロックでなし病」、意思に反してお祭り騒ぎやおどけた動きをしてしまう「ピエロ・コンプレックス」などなど、現実には存在しない病気ばかりとなっている。
これらの奇病は、それぞれ対応した設備を病院に設置することで治療可能。そのためにはお金はもちろん、医師あるいは看護師も必要だ。専門の技能を持ったスタッフなら成功率も上がるのでなおヨシ!
一部すこ~しだけ頭のオカシイ治療法もあったかもしれないが、これが偽らざる本作での病気の治療法だ。そのほか、「自撮り貴族病」「寝グセ症候群」「不平不満ション病」「名負け者症」「病みなべ症」「ボグワーツ・ポッター症」「どうぶつ炎」などなど、挙げればキリがないほどたくさんの病気が用意されている。
それらの病気に対応する設備と人員を整え、押し寄せる患者たちをいかにさばいていくかが本作のだいご味となる。
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