タブレットのような感覚で操作できる
「PCM(ポルシェコミュニケーションマネージメント)」
非常に多機能になっているのが10.9型の大型ディスプレーと「PCM(ポルシェコミュニケーションマネージメント)」だ。SIMスロットがあり、そこにはソフトバンクのM2MのSIMが刺さっており、モバイル通信を常時しているので、スマホのテザリングなどをする必要がない。むしろ車内Wi-Fiとして使えるので、スマホを接続できる。もちろんApple CarPlayにも対応する(Android Autoは非対応だが今後使えるようになる予定)。なお、このモバイルネットワーク「Porsche Connect」は新車登録時から36ヵ月は無料で使用できる。
PSMでは車両の状態を確認したり、ワンタッチで設定を変えることも可能だ。車両のすべてがここに詰まっていると言ってもいいだろう。ドライブモードはステアリングのダイヤルでも変更できるが、PSMからでも変更可能だ。
音楽や動画などのエンターテインメント、カーナビや車両設定、前後のカメラの様子まで、もうこのディスプレーなしでは生きられないカラダにされてしまう。ステアリングの次に触る回数が多い部分だ。
見せてもらおうか! ポルシェの速さとやらを!
車内Wi-Fiを繋げられることは前述したが、だったらスピードテストをしたくなるのがガジェオタの宿命。さっそく、通信速度を測ってみた。え、クルマの速度は測らないのかって? だって危ないから……。
5回計測して一番速かったものを掲載した。5Gには非対応で4Gのみのため、速度はいたって普通であり、カーナビの検索や音楽や動画のストリーミングは問題なくできる。Amazon Prime VideoはHDの画質になったので、われわれが使っているスマホと何ら変わりはない。ポルシェに乗ったら車内のWi-Fiに繋いで存分にネットを楽しんでほしい。
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