モバイルPCに最適な充電器環境を探る
ThinkPadの総携帯重量は1063g、LIFEBOOKムサシは758gだった。当然のことではあるが、窒化ガリウム充電器も最大出力(W)が大きくなればなるほど本体充電器も大きく重くなる。軽さだけに惹かれて、45W充電器より20gほど軽い一世代前のAnker PowerPort Atom PD-1を使って、邪道だがThinkPadに給電してみた。
起動したかと思った瞬間、「AC Adapterの出力が低いので出荷時に付属の推奨AC Adapterを使え」と叱られる。ESCキーを押して無視して強行すると、Windowsが起動後、今度は“低速充電ケーブル”だと少し変な怒られ方をする。
窒化ガリウムの充電器は本当に小さくて軽いので、どんどん軽さに対して欲が出てきてしまう困った商品だ。そこで今回はAnker Nano IIシリーズの一番下の弟であるAnker Nano II 30(30W)をThinkPad X1 Nanoで充電に使ってみた。
やっぱりAnker PowerPort Atom PD-1と同様のエラー表示が出るが、それ以外にはあまり不都合もない。ただ操作しながら使っていると充電のパーセントの数字がなかなか変わらず、充電されていないと感じるくらい超遅い充電だ。
例え数時間かかっても朝までに充電できれば良い……という感覚なら、30Wクラスの超軽量級充電器も無理やり使う意義はあるかもしれない。ただ充電中は充電器本体が極めて高温になる傾向があるので、注意は必要だ。
ThinkPad X1 Nanoだけではなく、出張先や出先でも2画面環境を使用する目的でもう一台モバイルモニターなどを追加使用する場合は、PD電力出力に余裕のあるAnker Nano II 65(65W)を使用する方が良いだろう。それでも実測たった117gだ。

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