フツパーとFastLabelが協業 画像認識エッジAI×アノテーションで国内産業のAI実用化を支援
株式会社フツパー
目視検査業務の効率化を実現する画像認識エッジAIを提供する株式会社フツパー(本社:大阪府大阪市、代表取締役CEO:大西洋、以下「フツパー」) は、AI開発を高速化するアノテーションプラットフォームを提供するFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:鈴木健史、以下「当社」)と2021年8月より協業し、システム連携を開始することをお知らせします。
■協業に至った背景・目的
近年、AIが高精度かつ高速な処理を可能にするために鍵となるのが、自動運転やドローン、防犯カメラ等で導入が進んでいるエッジAI(※2)です。当社は「はやい、やすい、巧い、AIを」をミッションに掲げ2020年4月に創業し、目視検査業務の効率化を実現する画像認識エッジAI特化型SaaS「Hutzper Insight」と画像認識AIモデル開発「Hutzper Vision」を開発・提供し、中小の製造業を中心とした企業に貢献しています。
また、AIビジネス市場は活性化する一方、AIの活用に必要となる教師データの不足や品質の低さにより期待するパフォーマンスを発揮できず、AI実用化のボトルネックとなっている現状があります。FastLabelは「AI開発を10倍速くする」をミッションに掲げ2020年1月に創業し、教師データの作成、分析、管理の効率化および精度向上を実現するアノテーション(※1)プラットフォーム「FastLabel」を開発・提供し、大手を含む国内のAI開発企業に貢献しています。
今回の協業により当社とFastLabelのシステムを連携させることで、データアノテーションを運用オペレーションに組み込むことができ、リリース後も継続的に教師データの蓄積が可能となる機械学習基盤MLOps(※3)を構築することで、AI開発に取り組む企業・研究機関等のプロジェクト効果を最大化するためのサービス提供を目指します。
■連携イメージ・特長
・Hutzperで認識した画像データをFastLabel側に連携し、FastLabelでのアノテーターによるアノテーション完了後のデータをHutzper側へリアルタイムに連携。
・アノテーションの難易度やデータ量に応じ、インハウスとアウトソースを選択または組み合わせることが可能。
FastLabel代表取締役CEO 鈴木健史のコメント
製造業で“はやい・やすい・巧い”AIを提供しているフツパーと高品質な教師データをスピーディーに提供できるFastLabelが連携することで両者の強みを活かして製造業へのAI導入をさらに加速させていきます。
フツパー代表取締役CEO 大西洋のコメント
AI開発を10倍速くするFastLabelと連携することにより、弊社のはやい・やすい・巧いAIがさらに速くなりました。今後もさらにエッジ~クラウド間でのAIモデルの最適運用を追求していき、現場で使えるAIを届けていきたいと思います。
※1 アノテーション…AI開発の領域において、AIに学習させるための教師データを作成するプロセス。
※2 エッジAI…エッジ(端末)自体にAIを搭載し、収集したデータを直接クラウドに送るのではなくエッジで処理するという考え方。エッジで処理後に必要なデータのみをクラウドに送ることで、高速応答や通信コスト削減、高セキュリティを実現できます。
※3 MLOps…実験的な機械学習モデルを本番システムに組み込むプロセス。「機械学習」とソフトウェア分野でのDevOpsの継続的な開発慣行を組み合わせた言葉で、PoCから実運用に乗せる為の技術的テーマとして注目されています。
FastLabel株式会社について
社名:FastLabel株式会社
代表者:代表取締役CEO 鈴木 健史
事業内容:アノテーションプラットフォームの開発・提供
本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-27 201号
URL:https://fastlabel.ai/
株式会社フツパーについて
社名:株式会社フツパー
代表者:代表取締役CEO 大西 洋
事業内容:製造業向け画像認識エッジAIサービスの提供
本社所在地:〒532-0002 大阪府大阪市淀川区東三国4-25-29 フローラル・セントランド206
URL:https://hutzper.com/