今回は、セロファンを使って湿度計を作る方法をご紹介します。セロファンは水に濡れたり湿ったりすると伸びて、乾くと縮むという性質があります。この性質を活かすことで、空気中にどれだけ水分が含まれているかをあらわす湿度計を作れるのです。
使うものは身近にあるものなので、試行錯誤しながらオリジナルの湿度計作りにチャレンジできます。梅雨から夏にかけてじめじめする時期にぜひお試しいただき、子どもたちが科学の一端に触れる機会になりましたら嬉しいです。それでは今日もレッツサイエンス!
自己紹介
科学のお姉さん/Science Entertainerこと五十嵐美樹(@igamiki0319)です。国内外問わず科学実験教室や特技のダンスを活かしたサイエンスショーを開催し、子ども達が科学の一端に触れるきっかけを創っています。
本連載では、商業施設などのオープンな場での科学実験教室やサイエンスショーで、子どもたちからの人気が高かった実験や工作を、お家で簡単にチャレンジしていただけるようようアレンジしご紹介しています。
セロファンの性質を確かめてみよう!
まずは、セロファンの性質を確かめてみましょう。セロファンを横10cmの長さに切ります。
その後、ビーカーに入れた水にセロファンを5秒ほど浸けます。
セロファンを素早くビーカーから取り出し、再び横の長さを測ってみると10.5cmになっていました。水に5秒ほど浸けただけなのに、5mmもセロファンが伸びていました。自由研究などでは、正確に時間や長さをはかって実験してみるもの面白いかもしれません。
このように、セロファンには水に濡れたり湿ったりすると伸びるという性質があります。反対に、そのまま置いておくなどして乾かすと縮んでいきます。このようなセロファンの性質を活かして、いざ湿度計作りにチャレンジしてみましょう!
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