第11世代インテルCore Hプロセッサー+RTX 30シリーズ搭載
GIGABYTE「AERO 15 OLED」が圧倒的性能でクリエイティブ作業が快適!
5月に第11世代インテルCore Hプロセッサーが登場し、さっそく搭載モデルが発売されている。その中の1つ、GIGABYTEの「AERO 15 OLED」は4K有機ELパネルを採用し、クリエイター向けノートPCとしてGeForce RTX 30シリーズを搭載する。そんなハイパフォーマンスなモデルの実力をチェックしてみた。
速さだけでなく美しい画面に圧倒される
今回レビューするモデルは、「AERO 15 OLED XD-73JP624SP」で、CPUは8コア16スレッドのCore i7-11800H(2.3~4.6GHz)、GPUはGeForce RTX 3070 Laptop GPU 8GBを搭載したモデルだ。最上位モデルには、Core i9-11980HK(2.6~5.0GHz)+GeForce RTX 3080 Laptop GPU 16GBが用意されていて、CPU、GPU、ストレージ容量、メモリー容量の違いで5モデルがラインアップされている。なお、第11世代インテルCore Hプロセッサーに関する詳細については、発表記事を参照してほしい。
まずは外観から見ていこう。ハイパフォーマンスCPU+GPUを搭載しながら、ゲーミングノートPCにありがちなゴツゴツ感はなく、サイズは356(W)×250(D)×19.9(H)mmと厚さ20mmを切り、かなり薄く見えるデザインになっている。
CNC加工されたアルミニウムボディーは、つや消しブラックに塗装され、天板には電源を入れると発光する「AERO」のロゴが鎮座。重量は2kgで持ち運んでも使いたいと思わせるギリギリのラインで設計されている。
天板を開くと、15.6インチのグレアディスプレーが目に飛び込んでくる。4K有機ELパネルはSamsung製AMOLEDで、DCI-P3の色域カバー率は120%。応答速度は1msでVESA Display HDR 400規格にも準拠し、コントラスト比 は10万:1と最強レベルの仕様だ。もちろん、クリエイター向けなので、X-Rite Pantoneの色校正認証を取得し、出荷前に一枚ずつキャリブレーションが行なわれるなど一分の隙もないほどだ。
ベゼルはフロントカメラを本体側に設置したことで、上部と左右は実測で4mmほど。天板部分の張り出しとディスプレー上で表示されない部分を合わせると見た目的には6mm弱になるが、一般的なノートPCに比べればかなり細い印象だ。そのため、目の前に画面が広がる感覚になる。
キーボードは、ボディー幅いっぱいを使い、テンキーまで収めている。いずれも実測でキートップの幅は15.1mm。キーピッチは17.7mm、キーストロークは1.4mm確保されており、一部キーは12.2mmに狭められているものの、極力タイピングしやすい構成になっている。特にカーソルキーは狭められたり出っ張ったりせず収められているので、慣れれば違和感なくタイピングできるだろう。
キーボードバックライトは、システム全体のRGB LEDを統合制御できる「RGB Fusion 2.0」に対応し、ゲーミングPC並にキー1つ1つにフルカラー配色が可能で、刻印された文字もくっきり見やすくなっている。また、キーを複数同時に押されても、その順序を認識する「N-Keyロールオーバー」に対応。80キー同時押下までサポートする。
タッチパッドにはWindows Helloに対応した指紋センサーを搭載。タイピング時のポジションから手を大きく動かす必要なく認証できる。