最新パーツ性能チェック 第344回
DXRオンでもRX 6700 XTで60fps超え!?PC版『バイオハザード ヴィレッジ』をRadeon RX 6000シリーズで大検証
2021年06月09日 11時00分更新
"SAM"の効果とともにフレームレートをチェック
AMD「Smart Access Memory(SAM)」(Resizable BAR)をオフにした状態を含め、『バイオハザード ヴィレッジ』のフレームレートをチェックしていこう。
まず、各種画質設定を最も高くした"最高"状態の結果を見ると、WQHDゲーミング向けGPUとなるRadeon RX 6700 XTで、4K@60fpsをクリアしており、比較的GPU負荷の高い村中でもMini1%(最小1パーセンタイル点)62.8fpsを記録している。GPU負荷がダウンする城内では、よりフレームレートは向上し、4K解像度でもAvg93.9fps、Mini1%77.3fpsのフレームレートになっている。
また、AMD「Smart Access Memory(SAM)」の効果がしっかり現れているのもポイント。対応環境なら、マザーボードのBIOS(UEFI)から、「Smart Access Memory(SAM)」(Resizable BAR)の設定を有効にしておこう。
レイトレーシング OFF、村で計測した際のフレームレート
レイトレーシング OFF、城で計測した際のフレームレート
続いては、本命となるレイトレーシングを有効にした"最高+レイトレ"品質のフレームレートを見ていこう。
レイトレーシング ON、村で計測した際のフレームレート
レイトレーシング ON、城で計測した際のフレームレート
Radeon RX 6000シリーズはDirect X Raytracing(DXR)に対応した1世代目のGPUとあって、利用時のパフォーマンスはいまひとつ伸びない傾向にある。「バイオハザード ヴィレッジ」でも、この点は同様で「レイトレーシング」を「オン」、「GI&リフレクション」と「反射量」を「高」に設定すると、フレームレートは1/2近くまでダウンしてしまう。
とは言え、4Kに次ぐ、高精細な映像でゲームを楽しめるWQHD解像度なら、Radeon RX 6700 XTで60fpsのボーダーラインをクリアし、Radeon RX 6800 XTなら4K解像度でも100fpsオーバーを維持と、余裕でプレイできる。今回のテストでは使っていないが、下位のRX 6800もレイトレーシングが効いた映像での4Kプレイが十分可能だろう。なお、全体的に城内では村中よりもレイトレーシングへの処理が増えるためか、Mini(1%)が、村中よりも下がる傾向にあったが、体感できるような急激な低下はなかった。
枯渇状態でも入手性良いRadeon RX 6700 XTもおすすめ
レイトレーシングを効かせることで、ゲームの雰囲気が格段にアップする『バイオハザード ヴィレッジ』。レイトレーシングが苦手なRadeon RX 6000シリーズのなかで下位に位置するRadeon RX 6700 XTでも、フルHD、WQHDなら余裕で60fpsを維持できるのは、うれしいところ。また、RX 6700 XT搭載グラフィックボードは、比較的入手性が良く、秋葉原のパーツショップ店頭だけでなく、通販でも購入できるのもポイントだ。
"最高+レイトレ"時のグラフィックスメモリーの使用量はフルHD、WQHD解像度でも12GBを超えてしまう『バイオハザード ヴィレッジ』は、下位のRX 6700 XTでも12GBを搭載しているRadeon RX 6000シリーズとの相性は良好と言えるだろう。
【ゲーム情報】
タイトル:バイオハザード ヴィレッジ(英文表記:BIOHAZARD VILLAGE)
ジャンル:サバイバルホラー
販売:カプコン
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X/Xbox One/PC(Steam)
発売日:発売中(2021年5月8日)
価格:
[パッケージ版]
通常版:8789円
コレクターズ エディション:3万1669円
※パッケージ版はPlayStation 5/PlayStation 4のみ発売
[ダウンロード版]
通常版:7990円
デラックス エディション:8990円 ※PC版のみ9103円
バイオハザード ヴィレッジ&バイオハザード7 コンプリートバンドル:9990円
トラウマパック(別売DLC):1300円
プレイ人数:1人
CERO:「D」(17才以上対象)
※同時発売の「Zバージョン」は「Z」(18才以上のみ対象)
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