紙の物件情報を自動データベース化する新機能をフォレストで無料提供開始
株式会社オープンルーム
破棄されてきた年間約600万件(*1)の物件情報を資産に、高精度な仲介提案を迅速に
株式会社オープンルームは、不動産会社向けに提供するオンライン業務効率化SaaS「フォレスト」における新機能としてAI活用により物件情報を自動で識別し、データベース化することで顧客への物件提案に活用できる「物件情報の自動データベース化(以下AI-OCR)」機能を、2021年5月25日より正式に無料で提供開始いたしました
株式会社オープンルーム(代表取締役:田沼豊寿、本社所在地:東京都渋谷区、以下オープンルーム)は、不動産会社向けに提供するオンライン業務効率化SaaS「フォレスト」における新機能としてAI活用により物件情報を自動で識別し、データベース化することで顧客への物件提案に活用できる「物件情報の自動データベース化(以下AI-OCR)」機能を、2021年5月25日より正式に無料で提供開始いたしました。
これまで、全国におよそ12万ある不動産仲介会社では、営業担当あたり年平均約1000件(*2)にも及ぶ膨大な物件情報が、お客様への提案後、紙やPDFのまま破棄されストックできていませんでした。フォレストの無料プランにも含まれるAI-OCR機能の活用により、物件広告チラシ(業界用語では「マイソク」)のPDFデータをクラウド上のソフトウェアへ取り込むだけで、文字情報をAIが高い精度で自動認識して、不動産会社ごとに独自のデータベースを構築することができ、将来的な顧客への情報提供にも役立てることが可能となります。
加えて、今後もデータベース化される物件情報を様々なかたちで利活用できる追加機能のリリースを推進し、オープンルームが掲げる「不動産仲介における業務インフラを担う」という理念の実現に努めてまいります。
*1 (公財)不動産流通推進センター公表の「指定流通機構の活用状況について(平成30年度分)」を参照。
*2 オープンルーム調べ。フォレストを利用するアクティブユーザーにおける年間の平均登録物件数。
■追加機能「物件情報の自動データベース化(AI-OCR)」について
物件広告チラシに記載される文字情報をAIが自動認識してデータベース化します。データベース化された住所・所在地は自動でマッピングされます。
1.自動でデータベース化される情報
・所在地・住所 ・平米数・広さ
・間取り ・取引種別
・建物種別 ・建物の構造
・付帯設備 etc.
2.機能利用の流れ
下記のように追加の手間なく自動的にデータベース化・資産化され利活用が可能です。
STEP1)読み取り
マイソクデータ(PDF)をドラッグ&ドロップするだけで瞬時に読み取り。
STEP2)データベース化
AIが自動で自社帯に帯替え、AI-OCRが物件情報を自動でデータベース化。
STEP3)お客様に展開
地図情報付きで帯替え済の物件をお客様に簡単送付(*3)。
*3有料のフォレストPROに含まれるクラウド提案機能を利用した場合
STEP4)ストック化
物件データベースが積み上がり、利活用が可能。
3.物件データベース機能を用いた今後のサービス展開(未実装)
本機能を通じてデータベース化される物件情報をさまざまなかたちで利活用できる追加機能のリリースを予定しています。その一つが、過去に取り扱った物件情報をもとに行う顧客への査定サービスです。査定依頼を受けた不動産会社が同機能を使って、過去に取り扱った物件情報の中から条件の近しい物件をマップなどで検索して物件査定を行えるようにすることで、利用会社は煩雑な査定業務から解放されるのと同時に、顧客は信頼性の高い物件査定や市場動向の情報が受けられます。
追加機能の詳細につきましてはサービス提供開始時に改めてお知らせいたします。
4.追加機能を含むフォレストが提供する機能一覧
*4 一店舗アカウントあたり月額8,000円からサービス提供
主な既存機能について
・帯替え:
他社の会社情報を自社のものへ交換する作業「帯がえ」をオンライン上で簡単にできる機能。有料プランの場合、PDFデータをクラウド上のソフトウェアへ取り込むだけで「帯替え」と呼ばれる、他社の会社情報を自社のものへ交換する作業をAIによって自動で完了することが可能になります。
・クラウド提案:
取得した各物件の所在地情報をもとに、マップ付きで物件提案を行うことができます。利用会社は、顧客ごとに専用URLを発行し、顧客は同リンクにアクセスすることで提案物件をマップ上で確認することができます。追加機能AI-OCRを用いることで自動的にマッピングされるので、組み合わせることでより効率的に物件提案を行えるようになります。
■オープンルームについて
1) 会社概要
株式会社オープンルームは、不動産業界向けに業務効率化ツールを手掛ける不動産テックベンチャーです。2017年9月の創業からこれまでに様々なアプリケーション開発を手掛け、大手での導入実績を有しています。2020年10月、全国36,700社の不動産会社で構成される公益社団法人 全日本不動産協会との間で、加盟会員における不動産実務のDX化を共同で推進することを目的に業務提携を行いました。
社名 : 株式会社オープンルーム (英文名:Open Room Inc.)
代表者 : 代表取締役 田沼 豊寿
所在地 : 東京都渋谷区渋谷4-3-27
設立 : 2017年 9月
資本金 : 30,500,807円
URL : https://openrm.co.jp/
2)フォレストについて( https://forest.openrm.jp/ )
フォレストは、2021年4月末時点で約3,000社の不動産会社で利用されているクラウド型営業支援SaaS です。無料で利用できる業務効率化ソフト「フォレスト FREE」とRPAを活用することで顧客への物件提案を10倍効率化できる有料プラン「フォレスト PRO」を展開しています。フォレスト PROでは、利用者は従来手作業で行われていた帯替えなどの物件図面の編集をAIによって完全自動化し、顧客への物件提案業務をすべてオンライン上で完結することによって飛躍的な業務効率化を実現できます。