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クリエイター入門マシンでもプロ用としてもオススメできる性能

どこでもガッツリ写真・動画編集できるクリエイターの最強の味方! RTX 3060搭載15.6型ノートPC「raytrek R5-CA」をチェック

2021年05月31日 11時00分更新

文● 周防克弥 編集●八尋/ASCII

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CPUやGPU含む基本性能はかなり高い

 では、処理能力を確認すべく、各種ベンチマークテストを実行し実力の確認を行なってみた。主なスペックは先述したとおりで、BTOではCPUとGPUの変更はできないものの、メモリーは最大で64GB(32GB x2 デュアルチャネル)まで、ストレージはM.2スロットの空きが1つあり、最大でNVMe接続の2TB SSD×2の構成も選ぶことができるようになっている。今回の試用機ではメモリーが32GB、ストレージが1TBの状態だったが、動画編集や3Dモデリングなどを中心に行なうならメモリーやストレージの増設も視野に入れてもいいだろう。

 採用されているCPUのCore i7-10875Hは、第10世代のモバイル用の最上位モデルで、8コア/16スレッドで動作する。ベースクロックは2.30GHzでブースト時には最大5.10GHzまで上昇する。10875Hは、第9世代のCore i9に近い性能を持ち、同クラス帯の中では抜きん出た性能を発揮できるCPUだ。

 GPUも、性能面の期待が持てるGeForce RTX 3060(6GB)。消費電力を抑えるためメモリーやクロック数はデスクトップ用の3060よりも低くなっているが、その分発熱が抑えられノートパソコンでも安定した動作が可能になっている。NVIDIAの発表ではノート用のGeForce RTX 2080 SUPERよりも高性能と発表されているため、期待できる。

 CUDAコア数は、デスクトップ用のGeForce RTX 3060の3584よりも多い3840。動画エンコード時のハードウェアアクセラレーションに期待できるだけでなく、3Dモデリングなどゲーム開発者にとっても期待できるマシンだろう。

 なお今回のベンチマークテストとその後に実作業を行なってみるがコントロールセンターのパフォーマンス設定で最大の結果が出るようにターボモードに設定して測定している。

 ベンチマークはまず、CPU単体のレンダリング処理能力を測定するソフトで、マルチコアでの動作とシングル動作のチェックが行なえる「CINEBENCH R23」を計測。スコアはマルチで8369pts、シングルは1223ptsとなった。マルチのスコアは第9世代のCore i9-9880Hに迫っているほか、シングルではそれを超えていて、基本性能の高さを実感できる結果になった。

マルチは8369、シングルは1223とかなり高い

 また、第7世代のデスクトップ用ハイエンドCPUであるCore i7-7700Kを超える性能があり、少し古めのデスクトップパソコンよりも処理能力が高いのがわかる。またシングル性能もかなりのスコアが出ており、ブーストクロックも最大で5GHzを超えるため、ゲームや少し前のバージョンのPhotoshopの処理でも期待が持てる。

 「PCMark 10」は、パソコンの総合的な処理能力を測定できる。日常的なWebブラウジングから事務処理、静止画の編集や動画のレンダリングなどをシミュレートし、性能をスコア化することで様々な状況での性能を個別にチェック可能だ。

スコアは「6067」といい感じの数値、詳細を見ると多くの項目で十分なスコアが出ているのが確認できる

テスト中の様子を見ると、Video Editingの実行時にはRTX 3060が動作しておらず、内蔵グラフィックが機能しているように見える。正しい仕様なのか判断が難しいがRendering and Visualizationの実行時はRTX3060が機能していたのが確認できているのでスコアが低くなっているのはおそらくこれが原因だろう

 スコアの詳細を見ると、アプリの起動時間やビデオ会議、WebブラウジングなどをチェックするEssentialsが「9560」、表計算やワープロの動作をチェックするProductivityが「7854」、写真編集や動画のエンコードをチェックするDigital Content Creationが「8073」と、総合的に高いスコアが出た。

 「3DMark」は主にゲーム目的などでGPUの処理能力を確認するためのソフトだ。GPUだけでなくCPUの処理能力の確認も行なえるが、基本的にはGPUの性能を確認するためのソフトと思ってよい。スコアは「8144」と高く、内訳はGPUが「8116」CPUが「8313」と共に高性能といえる。

スコアは8144で、ノートパソコンとは思えない処理能力を発揮できている

 参考までに、ノート向けのGeForce RTX 3060の実力を確認するため、ゲーム用のベンチマークソフトである「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」も測定してみた。クリエイター向けと謳ってはいるが、raytrek R5-CAを構成している各種パーツだけで考えると、高性能なゲーミングパソコンと大きな差はない。またクリエイターの中には当然ながらゲーム開発に携わる人も含まれるし、仕事や作業の合間にゲームを楽しむ人も多いだろう。

スコアは「11067」、評価は「とても快適」と優秀だ

 テスト時の設定は標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーンで計測。最新のGeForce RTX 3060を搭載しているので心配はしていなかったが、テスト中の動作もスムーズでゲーム性能も十分に高いと感じられた。

 各種ベンチマークを見る限り、CPUとGPUの性能はかなり高いのが確認できた。続いて、ストレージのチェックも行なっておこう。raytrek R5-CAのストレージは、PCI3.0x4でNVMe接続された1TBのSSDが採用されている。そこで「CrystalDiskMark」で転送速度を検証した。

シーケンシャルリードで3000MB/秒オーバー、ライトで3000MB/秒弱と、高速な読み書きができる

 今回はUSB Type-Cが備わっているため、外部ストレージをType-Cに接続した場合と、Type-Aに接続した場合の転送速度も比較してみた。500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)をUSB 3.1 Gen.2対応のエンクロージャーに内蔵し、raytrek R5-CAのUSB Type-CとUSB Type-Aに接続した状態で、CrystalDiskMarkを測定した。

USB Type-C端子に接続した場合、シーケンシャルリード、ライト共に1000MB/秒前後の転送が可能だ

同じ外付けケースをUSB Type-A端子に接続して測定、リード、ライト共に500MB/秒弱となった

 エンクロージャーの種類やSSDそのものの性能、Type-C接続の場合にはケーブルの種類によっても転送速度に差が出ると思うが、今回試したところ同じ外付けストレージでもUSB Type-C接続とUSB Type-A接続では倍近い速度の差が確認できた。外部ストレージを使いたい場合はできるだけUSB Type-Cに接続すると、より快適に作業できるだろう。

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