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M1搭載Mac用「Parallelsプレビュー版」で分かった高い互換性、MacのWindows環境は安泰

2021年04月10日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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LinuxもARM版が難なく動作

 Windows以外のOSとして、仮想マシンにLinuxをインストールして利用可能なことも報告しておこう。ARM版Linuxのディストリビューションにも色々とあるが、ここで試したのはUbuntuのデスクトップ版だ。Parallels Desktopで直接インストール可能なISOイメージもここからダウンロードできる。

 ここで、「64-bit ARM (ARMv8/AArch64) desktop image」のリンクをクリックしてをダウンロードすればいい。このイメージを使えば、Windowsとほぼ同様の簡便さでインストールし、Linuxデスクトップを起動できる。

 このデスクトップ環境にインストールされているアプリについては、当然ながら問題なく使用できる。ただし、Linux用のオープンソースのソフトウェアなど、ARMを正式にサポートしていないものは、うまく動かないものがある可能性はある。そのあたりについては、ソフトウェアの開発元の情報を参照する必要がある。

 Parallels Desktopでは、これまで同様、複数の仮想マシンを同時に起動して、瞬時に切り替えながら利用可能だ。「コントロールセンター」では、仮想マシンの画面のサムネールを見ながら、仮想マシンを管理できる。

 M1チップを搭載したMac用のParallels Desktopも、その上で動作するWindowsも、まだ正式な製品版ではないが、それらの登場もそう遠くはないはずだ。仮想環境を本格的に活用するには、Macの搭載メモリは多いに越したことはない。現状では8GB、または16GBしか選べないが、その予定がある人は、迷わず16GBのモデルを選ぶべきだろう。

 

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