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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第175回

新料金プランに注目が集まる今、あえて3大キャリアのメインプランに残って低コストで利用する方法を考える

2021年04月04日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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20GB以上使いたいのなら
最初から3大キャリアの大容量プランが良さそう

 3大キャリアのミニマムなプランにIIJmioのeSIMを加える方法を紹介したが、応用すればさまざまな組み合わせで便利に使うことが可能だ。eSIMは前述の楽天モバイルのほか、povoとLINEMOも対応している。データ通信も高品質で月20GBといった大容量を使いたいなら、IIJmioのかわりにpovoやLINEMOを契約するのも手だろう。

 ただしその場合は、家族割引が無いと、月3278円+月2728円で合計6006円もかかる。そんな面倒なことをするなら、ドコモなら月60GB使える「ギガホ プレミア」を契約すれば、月7205円だ。また、5G対応の「5Gギガホ プレミア」では通信量無制限で月7315円とさらに好条件。家族割引や固定回線セットも組み合わさるともっと安くなる。au/ソフトバンクも同様だ。

そもそも3大キャリアでも通信量が少なければ
わざわざahamoやpovoにしなくても、かなり安く使える

 ここまでで気づいた人もいると思うが、3大キャリアでも最新のプランにして通信量を1GBまでに抑えて、さらに3回線以上の家族割引が適用されるなら月2178円、1人で使う場合でも3278円と、意外に高くないと思うのではないだろうか。テレワーク化が進んでおり、家に固定回線があるなら通信量を1GB以下というのもまったく無理な話ではない。

 また、1GBをオーバーしても、ドコモは3GB、auは4GB、ソフトバンクは2GBまではプラス月1100円。この程度の通信量で十分という人なら、無理にahamo/povo/LINEMOにする必要もなく、前述のeSIMとの組み合わせも不要だ。

 今、3大キャリアのメインプランが高いと感じる人の中には、分離プランになる前の料金プランを使い続けていたり、不要な大容量のプランになっていたり、余計なオプションが付いていたりすることがある。いきなりahamo/povo/LINEMOに切り替えようとする前に、まずは自分のプランを見直して、最新のプランに変更したり、オプションなどの整理をしてはどうだろうか。

 しかも、3大キャリアならこうしたプラン選択に不慣れな場合でも、キャリアショップで相談できるはずだ。場合によっては端末購入や3大キャリア間で乗り換えした後にahamo/povo/LINEMOにプラン変更したほうがオトクなこともある。

まずは行動することから始めたい

 スマートフォンをオトクに利用する方法は無数にある。今回は3大キャリアのメインプランにしたまま料金を安くする、少しマニアックな方法を考えたが、そもそもahamo/povo/LINEMOのようにキャリアメールなどが無いサービスに切り替える覚悟があって、さらに通信量が少なくていいのなら、MVNOの格安SIMを使えば月1000円以下にすることだって可能だ。

 いずれにしてもサービスは使い方次第で、3大キャリアの場合は相談できるリアル店舗だってある。キャリアショップに相談すると、余計なものを売りつけられるといった言われ方をすることもあるが、今回紹介した方法で必要なSIMロック解除をはじめとして、各種サービスの整理や端末購入、さらにはネット手続きに必要なIDとパスワードの照会なども相談できる。もし、料金を安くする方法がまったくわからないのであれば、加入しているキャリアショップへの相談をまず第一にオススメしたい。

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