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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第163回

手数料が無料になった楽天モバイルのeSIMをiPhoneとPixelで使いこなす

2020年10月18日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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 契約から1年間無料、通話や(自社エリアでの)データ通信の使い放題が魅力の楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」だが、最大限活用するうえで大きな新要素が加わった。それが10月12日に開始されたeSIMへの変更や再設定の手数料無料化だ。これによりiPhone(XS/XR以降)やPixel(4以降)などで利用できるeSIMを気軽に試すことができ、サブ回線としての活用の幅が拡大する。

 そこで、通常のSIMカードでRakuten UN-LIMITを契約している筆者が、手持ちのiPhone SEとPixel 4aでeSIMの設定をしてみた。eSIMのサービス自体は当初からあるものなので、特に新しい要素があるわけではないのだが、手数料無料化であらためて試している。

従来はキャリアのサービスを利用するにはSIMを差し込むことが当たり前だったが、最近のiPhoneやPixelなどではeSIMと呼ばれる電子的なSIMにも対応している

新iPhone SEで使うためにeSIMを申し込む

 通常のSIMカードからeSIMへの変更は「My楽天モバイル」から可能。Android用に用意されている「My楽天モバイル」アプリならば画面の下の「契約プラン」から「各種手続き」へと進む。

my楽天モバイルアプリからeSIMを申し込む。画面下の「契約プラン」をタッチした画面から「各種手続き」を選ぶ

続いて「SIM交換」を選ぶ

手数料は0円になっている

申し込み直後はこのようになっていて、準備ができたらeSIMの設定が可能になる

数分後にPCのウェブブラウザーからmy楽天モバイルにアクセスして「開通手続きをする」を選ぶ

 アプリ以外ではウェブ上でも申込みできる。PCのブラウザーでもiPhoneのSafariでも同様だが、右上の3本線のメニューから、「My楽天モバイル」のなかに「契約プラン」があり、「各種手続き」へと進める。注意することはウェブサイトの場合はログイン直後でないと自動でログアウトされるため「My楽天モバイル」への入口が表示されない場合がある。その場合はログインしなおして、すぐにアクセスするといい。

 申し込みはメニューどおりに進めていく。最初の交換の理由のところは現在がeSIMで、異なる機種でeSIMを利用する場合は「再度ダウンロード」も表示される。盗難でも紛失でもないので、通常は「その他」として申請すれば大丈夫だ。

続いてeSIMのスマートフォンに読み込んで設定する

 My楽天モバイルのページには「準備中」と出るがそのまま進めていく。

 My楽天モバイルから「開通手続きをする」をすると、QRコードが表示される。これはeSIMを設定する機器と別の機器で表示されることが必要である。なぜならこのQRコードは、設定したいスマホのカメラで読み込む必要があるためだ。

 ここまでできたらいよいよいよiPhoneに読み込ませる。iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」と選ぶと、カメラが起動してQRコードを読み込む。

「モバイル通信プランを追加」を選ぶとカメラがオンになるので、PCに表示されたQRコードを読み取る

読み込まれるので「モバイル通信プランを追加」をタッチする

 カメラで認識したらあとはそのまま進めていく。モバイル通信プランの名称はそのままでもかまわないが、2回線使う場合は適当に名前を付けるとわかりすい。最初の1文字目が回線の区別として表示されるため、楽天モバイルと入力した場合は「楽」と表示される。

名称を設定する。しなくてもよいが設定するとわかりやすい

モバイルデータ通信をどちらでするか設定する。後からも変えられる

 デフォルト回線などはあとから変更できるが、画面の表示に従って、必要なものを選んでいく。通信料節約のためRakuten UN-LIMITのデータ通信を普段から使う場合は、「モバイルデータ回線」でRakuten UN-LIMITの回線を選んでおく。

APNなど、いくつか手動での設定が必要

 eSIMは読み込んだものの、これで設定は終わりではない。MVNOの格安SIMなどではおなじみのAPN設定がある。Rakuten UN-LIMITは通常のSIMカードを差し込んだ場合は自動で設定されるが、eSIMでは手動で設定する必要がある。

 APNの設定のほかに、VoLTEの設定も忘れてはならない。これは楽天モバイルのサイトにiPhoneの設定として載っているが、記事執筆時点ではiOS 13以前の画面が使われており、iOS 14ではVoLTEの設定の位置が変わっているので注意してほしい。

 APNの設定は、「モバイルデータ通信ネットワーク」→「モバイルデータ通信」→「インターネット共有」のところからAPNに「rakuten.jp」と入れる。ユーザー名とパスワードは必要ないので空欄にしておく。

Rakuten UN-LIMITの通信設定をしないと通信がはじまらない。楽天モバイルのウェブサイトにiPhoneの設定方法があるのでそのまま設定する

APNも手動で設定する。スクロールさせてインターネット共有のところと2ヵ所、rakuten.jp と記載

 以上で、eSIM関連の設定は終了。今回のケースでは再起動しないと有効にならなかった。最後にRakuten UN-LIMITで定額の音声通話を利用するには、「Rakuten link」アプリのインストールが必要となる。

これで2本の回線が有効になり、アンテナピクトも立った

iPhoneでデュアルSIMによる2つの電話番号を利用する

 XS/XR以降のiPhoneでは、このeSIMを駆使すれば、2つの電話番号の同時利用に対応。同時待受や番号を選択しての発信などが可能になる。データ通信やiMessageもどちらのSIMでするか選択できる。

 標準の通話アプリではどちらの番号への着信かが区別されており、よく確認すれば間違うことはない。また、発信する電話番号はキーバッドの画面で上に選択されている回線が表示されており、その部分をタッチすれば発信する番号を切り替えられる。

 ただし、Rakuten UN-LIMITの場合、通話定額を適用するためにはRakuten linkアプリからの発信が必要になる。標準の通話アプリからeSIMに登録されている楽天の番号を選んで発信した場合、別途料金が必要になってしまう。ただし、通話アプリの着信履歴に「Rakuten linkオーディオ」と表示されているものは、タッチすれば自動でRakuten linkからの発信となる。

標準の通話アプリは発信するSIMの切替があるが、ここで選んでも実は無意味で、発信はすべてRakuten linkからする

標準の通話アプリの履歴にはRakuten link分もまとめて記載され、Rakuten linkオーディオとあるほうをタッチしてコールバックするとRakuten linkから発信する

この画面は標準の通話アプリからの発信だが、有料通話になるので注意

通話し放題となるRakuten linkからの発信、アイコンの位置など違うので見分けておきたい

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