今後のProject Reunionのロードマップ
Microsoftによれば、2021年Q1にReunion 0.5のプレビューを開始、同Q2には、Reunion 0.8、そして同Q4に完成版であるReunion 1.0を公開する予定だ。Reunion 0.5の発表は、3月29日(米国時間)であり、ギリギリQ1に間に合った形だ。
●Announcing Project Reunion 0.5! - Windows Developer Blog
https://blogs.windows.com/windowsdeveloper/2021/03/29/announcing-project-reunion-0-5/
ただし、Reunionの目標である「アプリのライフサイクル」や「電源状態通知」に関しては、Reunion 0.5では未対応で、Reunion 0.8でプレビューを開始する予定。また「ウィンドウ管理」に関しては、プレビューは無しで、Reunion 1.0で機能を提供する予定だという。提供が遅れるのは、Windows 10自体の改良が必要になるからだと考えられ、今年後半にアップデートが予定されている21H2のプレビューが始まってようやく評価が可能になると考えられる。
またReunion 0.5では、MSIX形式にパッケージ化されたデスクトップアプリ(Packaged)を対象とするが、Reunionでは、非パッケージ形式のデスクトップアプリケーション(Unpackaged)も対象として含まれており、Reunion 0.8からプレビューが開始される予定だ。
Project Reunionは、Microsoftが開発中のWindows 10Xとも関係する。Windows 10Xでは、デスクトップアプリも専用の仮想マシン環境を使うことで自由に利用できるようになるが、そのときにUWPと同等のユーザーインターフェースを提供できるようになる。
またProejct Reunionは、オープンソース実装でマルチプラットフォーム対応の.NET Coreをベースにしており、同社が進めているマルチプラットフォーム化にも対応する。DirectWrite CoreやMRT Coreにより、非Microsoft系プラットフォームでもWindowsによく似たアプリの動作環境が提供可能になる。
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