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寅年生まれ肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第677回

より後味が「スッ」と

新「一番搾り」去年よりキレイになった

2021年03月01日 18時30分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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 お酒を愛してやまないみなさん。こんにちは、のんべろ記者のナベコです。新しくなった「キリン一番搾り」、もう飲みましたか?

 キリンビールはフラッグシップブランド「キリン一番搾り生ビール」(以下、一番搾り)をリニューアルし、2月製造品から順次切り替えています。“一番おいしいビール”を目指して製造工程を見直した「新・一番搾り」の登場です。

 1990年に登場した「一番搾り」はこれまでに何度かリニューアルを経ています。2009年に麦芽100%へ変更。2017年・2019年のリニューアルでは“麦本来のうまみが感じられる、調和のとれた飲みやすい味わい”を目指して一番搾りならではの個性を深めました。

左が旧一番搾り。

なお、新一番搾りには旧製品にあったポエムチックな縦書き「一番搾り麦汁だけで作るから一番搾り、おいしいに決まっています」がなくなっています。ちょっと残念。

 それだけ改良を重ねてきたので、当然これまでの一番搾りも完成度が高いけれど、事前に開催されたメディア向け発表会で登壇したマスターブリュワー田山智広氏によると「さらに理想に近めた」ということ。

キリンビール マスターブリュワー田山智広氏

 具体的にどう変えたかというと……。

 口に入れた時のソフトでふわっとしたおいしさはそのままに、そのあとに上がってくる麦の旨みを高めた。旨みを濃くすると後に残ってしまいがちなところ、後味のよさも重視した、そうです。

 田山さんの言葉によると「スッと入って、グッと上がって、サッと切れる」。マスターブリュワーらしい感性で表現くださいました。

旧一番搾りと新一番搾りを飲み比べ。味の違いがわかるオススメの注ぎ方は、最初に少量をいきおいよく注いで泡を立てる。

あらい泡がおさまってきたタイミングでグラスをもってゆっくり注ぎ入れる。この飲み方で新旧を飲むと味の違いがよくわかる、とのこと。

 私も新旧の「一番搾り」を飲み比べてみました。

 グビッと飲んで「プハー」とした時、どちらもまるみのある麦のおいしさが感じられるのですが、比べてみると「新・一番搾り」のほうが麦の味わいが強いです。

 そして、後味のキレも「新・一番搾り」のほうがよく、旨みが強いのに後味はスムース。より洗練されて「キレイになった」という印象です。これまでの「一番搾り」も十分においしいのですが、比べてみると雑味があったと感じられるくらいには差がありました。

「時勢的に当たり前だったことの価値を見直す機会も増える中で、リニューアルを期に一番搾りを飲んだ人に「こんなおいしかったんだ」と思ってもらえるビールに仕上がっている(マスターブリュワー 田山氏)」

 「一番搾り」は「味わうビール」の路線を突き進んでいて、他社とも味わいを差別化していてユニークだなと感じます。「新・一番搾り」はビールを味わいながら飲みたい時にぴったり。「新」の文字が書かれた「一番搾り」をみつけたら手にとってみてはいかがでしょうか。

キリンビール 常務執行役員マーケティング部長 山形光晴氏、マスターブリュワー 田山智広氏

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ナベコ

酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪

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