お酒を愛してやまないみなさん。こんにちは、のんべろ記者のナベコです。新しくなった「キリン一番搾り」、もう飲みましたか?
キリンビールはフラッグシップブランド「キリン一番搾り生ビール」(以下、一番搾り)をリニューアルし、2月製造品から順次切り替えています。“一番おいしいビール”を目指して製造工程を見直した「新・一番搾り」の登場です。
1990年に登場した「一番搾り」はこれまでに何度かリニューアルを経ています。2009年に麦芽100%へ変更。2017年・2019年のリニューアルでは“麦本来のうまみが感じられる、調和のとれた飲みやすい味わい”を目指して一番搾りならではの個性を深めました。
それだけ改良を重ねてきたので、当然これまでの一番搾りも完成度が高いけれど、事前に開催されたメディア向け発表会で登壇したマスターブリュワー田山智広氏によると「さらに理想に近めた」ということ。
具体的にどう変えたかというと……。
口に入れた時のソフトでふわっとしたおいしさはそのままに、そのあとに上がってくる麦の旨みを高めた。旨みを濃くすると後に残ってしまいがちなところ、後味のよさも重視した、そうです。
田山さんの言葉によると「スッと入って、グッと上がって、サッと切れる」。マスターブリュワーらしい感性で表現くださいました。
私も新旧の「一番搾り」を飲み比べてみました。
グビッと飲んで「プハー」とした時、どちらもまるみのある麦のおいしさが感じられるのですが、比べてみると「新・一番搾り」のほうが麦の味わいが強いです。
そして、後味のキレも「新・一番搾り」のほうがよく、旨みが強いのに後味はスムース。より洗練されて「キレイになった」という印象です。これまでの「一番搾り」も十分においしいのですが、比べてみると雑味があったと感じられるくらいには差がありました。
「一番搾り」は「味わうビール」の路線を突き進んでいて、他社とも味わいを差別化していてユニークだなと感じます。「新・一番搾り」はビールを味わいながら飲みたい時にぴったり。「新」の文字が書かれた「一番搾り」をみつけたら手にとってみてはいかがでしょうか。
ナベコ

酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪

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