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AMD Ryzen 5 3500+AMD Radeon RX 5700を搭載

Cyberpunk 2077がフルHDで快適に遊べる、10万円台の高コスパゲーミングPC「G-Tune EM-A」でPCゲーマーデビューを!

文●宮崎真一 編集●市川/ASCII

提供: マウスコンピューター

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マウスコンピューターのゲーミング向けBTOパソコン「G-Tune EM-A」。基本構成で10万円台というコストパフォーマンスの高さが特徴だ

 BTOパソコンにおいて、コストパフォーマンスは製品選びの基準の1つであることはいうまでもないだろう。だが、高価なパソコンが高性能であることは容易に想像できるものの、比較的価格を抑えたパソコンで、ゲームが快適にプレイできるのかどうか疑問に思う人も少なくないはずだ。

 今回紹介するマウスコンピューターの「G-Tune EM-A」は、価格が基本構成で10万2080円(送料/手数料、消費税込み)というコストパフォーマンスの高さが魅力のゲーミング向けBTOパソコンだ。G-Tune EM-Aで実際にゲームをプレイし、はたして満足のいくフレームレートが得られるのかどうかを確かめようというのが本稿の趣旨となる。

G-Tune EM-Aの主なスペック
CPU AMD「Ryzen 5 3500」
(6コア/6スレッド、3.6~4.1GHz)
グラフィックス AMD「Radeon RX 5700」(8GB)
メモリー 8GB(8GB×1、DDR4-2666)
※試用機は16GB(8GB×2)
ストレージ 1TB HDD+256GB SSD(NVMe M.2接続)
チップセット AMD B450チップセット(Micro ATX)
CPUクーラー Wraith Stealth
インターフェース DisplayPort出力×3、HDMI出力、USB 3.0 Type-A×6(前面×2、背面×4)、USB 3.1 Type-A×2(背面)、有線LAN端子(1000BASE-T)、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン、マイク入力、PS/2(Mini DIN 6ピン)×2
電源 700W(80PLUS BRONZE)
OS Microsoft「Windows 10 Home」(64bit)

Ryzen 5 3500+RX 5700を搭載

 まずは、G-Tune EM-Aのスペックから紹介していこう。G-Tune EM-Aは、CPUにAMD「Ryzen 5 3500」を採用。このRyzen 5 3500は、Zen 2アーキテクチャーを採用した6コア/6スレッドタイプのCPUで、さすがに上位モデルと比べるとコア数が少ないものの、あまりマルチスレッド処理が進んでいないゲーム用途では、6コアでも十分満足のいくコア数といえる。

CPU-Z(Version 1.95.0)の実行結果

 G-Tune EM-Aでは、CPUのリテールパッケージに付属する空冷タイプの、いわゆるリテールクーラーを採用。背の低い「Wraith Stealth」と呼ばれるクーラーで、冷却性能と静音性に定評があり、実際にゲームをプレイしても、その動作音が気になることはなかった。

CPUクーラーは、空冷タイプの「Wraith Stealth」を採用

 続いてGPUには、AMD「Radeon RX 5700」(以下、RX 5700)を採用。RX 5700は、現行世代より1つ前になってしまうものの、RDNAアーキテクチャーに基づき、2304基のシェーダプロセッサーである「Stream Processor」を搭載。採用されているビデオカードの動作クロック設定はゲームクロックが1625MHz、ブーストクロックが1725MHzと、リファレンス仕様だった。また、グラフィックスメモリーには14Gbpsで動作するGDDR6を8GB搭載する。

GPU-Z(Version 2.36.0)の実行結果

 注目すべきはストレージで、この価格ながらもSSDとHDDの2台構成となっている点だ。しかも、SSDはM.2タイプでNVMe接続と、高い転送速度が期待できる。ただ、このSSDは容量が256GBと少ない点はネックだが、HDDの容量は1TB用意されているため、ゲーミング用途で容量が足りなくなることはないはずだ。

SSD(左)とHDD(右)におけるCrystalDiskInfo(Version 8.10.0)の実行結果

 マザーボードは、AMD B450チップセットを採用したMicro ATXフォームファクターのもので、システムメモリーは基本構成としてDDR4-2666を8GB搭載。今回の試用機では、システムメモリーが8GB×2枚の計16GBに増強されていたが、ゲーム用途ではやはりデュアルチャネルアクセスとなる16GBがオススメだ。

 なお、このマザーボードでは、Realtek製のオーディオコーデックを採用しているようで、「Realtek Audio Control」というアプリケーションから、イコライザー設定やボイスキャンセルといったサウンドエフェクトが利用可能。その音質も、ゲーミング用途で十分満足のいくものだった。

サウンド周りの設定ができるRealtek Audio Control

 これらのデバイスの屋台骨ともいえる電源ユニットには、80PLUS BRONZE認証を受けた定格出力700Wのものを搭載。スペックに対して、若干、容量が大きめな印象を受けるが、SSDの増設など、将来的なアップグレードを視野に入れると、十分な容量が用意されている点は非常にありがたい。

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フロントパネルにHDMIを装備
コンパクトなサイズながらも機能性は良好

 G-Tune EM-Aは、同社オリジナルのミドルタワー型ケースを採用しており、その外観は、黒一色でかなりシックな雰囲気。ゲーミング向けパソコンというと、LEDが煌びやかに光る印象を持っている人も多いと思うが、このG-Tune EM-Aは落ち着いた外観で、オフィス用途などにも十分利用可能だ。また、ケースの高さは400mmほどしかなく、机上に置いてもジャマにならない点に魅力を感じる人もいるのではないだろうか。

 フロントパネル上部には、ヘッドフォン出力とマイク入力、そしてUSB 3.0(Type-A)を2基用意。さらに、ユニークなのはフロントパネルにHDMIが1基用意されている点で、 とくにVR用途で重宝しそうだ。ちなみに、フロントパネルのHDMI端子を使用する場合は、ケース背面のHDMIケーブルをビデオカードのHDMI端子に接続する必要がある。また、これらのインターフェースが実装されている設置面は傾斜が付けられており、アクセス性が向上している点も好印象だ。

フロントパネルは、黒一色の中にシルバーのG-Tuneのロゴが映えるデザイン。上部には光学スロットも搭載し、その上部にはマイク入力とヘッドフォン出力、それにUSB 3.0×2とHDMIを装備する

背面には、DisplayPort×3、USB 3.0×4、USB 3.1 Type-A×2、有線LAN端子(1000BASE-T)、マイク入力などを備える。また、120mm角ファンを1基搭載

 このケースでは、底面が吸気孔となっており、そこに防塵フィルターが装着されている。この防塵フィルターは、磁石で固定されているだけなので、簡単に取り外すことができ、防塵フィルターを水洗いするといったこともできる。さらに、吸気孔は右側面にも用意されており、背面に設置された120mm角ファンで排気するといった構造だ。

底面には防塵フィルターが磁石で装着されている。簡単に取り外せるため、メンテナンス性は良好だ

右側面にもハニカム構造の吸気孔が用意されている

 左側面のサイドパネルを外して内部を確認してみると、コンパクトなケースながら、かなり広めの空間が確保されていることがわかる。そのため、エアフローもしっかりと確保され、冷却面での懸念はまったくない。また、部品の脱着もしやすく、メンテナンス性は良好といえる。

左側面のサイドパネルを外し、内部を確認した様子

3.5シャドウベイはフロントパネル側に上部に用意されている。2.5インチタイプのSSDやHDDを2台増設可能だ

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