(ピンポーン)
「S川急便でーす」
「ご苦労様でーす。そこ置いておいといてもらえますかー?」
「あのー、このお荷物、なんかお布団みたいなんですけど」
「あ、それ中身くまなんで」
「く、くま?」
ぼくは○○。
○○。
○○。
○○ー。
○○○じゃないよ、新車を買った情報2021、ぼくはくまん太2号なんだ。
(編註:都合により伏せ字になっています)
いつものヨツモトさんが「散財、それは我が墓碑銘」という謎のメモを残して消えてしまったので、代わりに引っ張り出されたアイボリーのテディベアなんだ。
オイコラそんなインチキな設定があるかーっ! て言い始めたら『テッド』も『くまのプーさん』も何もかも成り立たないから、一回くらいこれでやらせて欲しいぞィヨロシクなんだ。
今回の話題の中心は「散財で振り返る2020年」だよ。去年はロクに遠出もできなかったから「これロードスターに使ったらどうかな」なんて、家でポチポチやる事が多かったんだ。
その結果、去年のクルマ関連支出は、ガソリンや保険のような維持費を除いて62万2167円!これは前年比で10倍にも達する額なんだ。いったい何に使ったんや、あんた。
はい、こんな感じです。
●レザーシート過熱対策費
レオンポケット、くまのぬいぐるみなど
計2万2066円
●ソロキャン準備費
ガスバーナー、アルコールポット、銚子電鉄「線路の石」など
計5万7531円
●整備用工具費
空気圧計、インパクトレンチ、各種ソケットなど
計15万6582円
●カーコスメ関連費
ブロアー、ポリッシャー、高圧洗浄機、洗車ケミカルなど
計38万5988円
こうした散財を分析し、ニューノーマル時代における自動車趣味を考え直そうというのが、この度の趣旨なんだ。
かく言うこのぼくも散財として計上されているから失礼しちゃうけど、中国からやって来た5786円の庶民的なくまなんだ。名前はテディベア漫画の傑作『みよちゃん、どこに行く?』の主人公、くまん太にあやかった。大人になったかつての持ち主をDV男から守るため、玩具箱から這い出し助けに行くという、同業者のぼくも涙なしに語れない物語なんだ。
そんなくまん太の冒険が収められた短編集『麦酒姫』が好評発売中だから読むんだ!読むんだ!読むんだ!
じゃ、代表的な散財を項目別に発表してゆくよ。
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