キャディ株式会社
2ヶ月かかっていた数万点の見積もりも、数日に短縮。配管、タンク、大物製缶など、全国の拠点の調達もワンストップで対応
製造業の受発注プラットフォーム『CADDi(キャディ)』を提供するキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤勇志郎)は12月23日より、プラントの工場設備一式の調達支援を本格始動したことをお知らせします。これによりプラント特有の配管やタンク、大物製缶などの製作品も含めた設備に必要な装置・部品を一括で対応※1し、最適な加工会社の選定とサプライチェーン構築を通じて調達コストの大幅な低減に貢献します。
「プラント設備一式調達支援」本格始動の背景
水処理や食品、化学、半導体などのプラントを新設や増設する際、プラントに必要な配管やタンク、大物製缶など大きいものでは数十メートルにもおよぶ大型部品も含めた製作物の大量調達が必要になります。プラントは通常多くの工場設備から構成され、これらに必要となる部品調達は一度に数千点から数万点にものぼり、相見積もりによる加工会社の選定や発注後の仕様のすり合わせ、品質管理などのやりとりが非常に煩雑かつ工数が膨大であることが調達における課題でした。また、プラントメーカーは全国のプラント拠点に調達担当者が分散しており、各担当が現地のサプライヤーから購買することが多いため、集約することでのコストメリットが出しづらい状況にありました。プラントを構成する設備類を『CADDi』にまとめて発注いただくことで、1.複数サプライヤーとの調整をキャディ1社に集約、2.見積もり取得期間の大幅短縮、3.調達コストの削減(平均10%程度) ができるようになります。
プラント設備一式対応の概要
全国のプラント拠点からプラント設備に必要な大型の製作品も含めた部品一式のP図面データ(PDFやCAD)をお送りいただき、CADDi独自開発の原価計算アルゴリズムに則った見積もりシステムを用いて最短1日※2で価格を提示します。案件成立後、加工の種類や工程ごとに強みを持ち、品質・価格・納期が最も適合する加工会社をデータベースをもとに選定し、最適なサプライチェーン構築を実現。仕様のすり合わせや生産・品質管理など行い、完成品の検査をした上で納品までCADDiが責任を負います。
※1 高圧ガス設備やタービンなど一部未対応の部品あり。詳しくはお問い合わせ下さい。
※2 図面数によって所要日数は変わります。
■キャディが提供する製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」について
キャディが提供する製造業の受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)は、独自開発の原価計算アルゴリズムに則った自動見積もりシステムによって、発注者と品質・納期・価格が最も適合する加工会社を選定し最適なサプライチェーンを構築し納品まで責任を負います。従来2週間以上かかっていた相見積もりの負担や複数サプライヤーの管理工数を削減できるうえ、低価格かつ高品質な加工品の安定発注を可能にします。100年以上イノベーションが起きてこなかった国内120兆円の調達領域における非効率を、テクノロジーを用いて構造変革することでモノづくり産業のポテンシャルを解放します。装置メーカーの利用企業は全国約1,600社(2020年12月現在)、提携加工会社は600社以上。調達担当者の調達力診断キャンペーン実施中(https://caddi.jp/lp/diagnosis//)。
■代表取締役 加藤勇志郎(かとうゆうしろう)
1991年生まれ、東京出身。東京大学経済学部卒業後、2014年に外資系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2016年に同社マネージャーに就任。日本・中国・アメリカ・オランダなどグローバルで、製造業メーカーを多方面から支援するプロジェクトをリード。特に、重工業、大型輸送機器、建設機械、医療機器、消費財を始めとする大手メーカーに対して購買・調達改革をサポートした他、IoT/Industry4.0領域を立ち上げ時から牽引。100年以上イノベーションが起きていない製造業の調達分野における非効率や不合理を、産業構造を変革することで抜本的に解決したいと思い、2017年11月にキャディ株式会社を創業。モノづくり産業の本来持つ可能性を解放することをミッションに、テクノロジーによる製造業の改革を目指す。
<キャディ株式会社>
本社所在地: 東京都台東区蔵前1丁目4 - 1 (総合受付3F)
代表者 : 代表取締役 加藤勇志郎
設立 : 2017年11月9日
資本金 : 1億円
事業内容 : 製造業の受発注プラットフォーム「CADDi」の開発運営
URL : https://caddi.jp/