■新設定のボルトモードはオートストップ付き
まず機体側のモード設定からホイールナットに向いたものを探していくと「ボルト」モードが良さそうです。これはこの機種から新設されたモードで、連発・単発の2モードが使えます。
連発モードは立ち上がりが速くナットを緩めるのに向いていますが、単発モードは締め込み中に負荷の増大を検出すると、トリガーを引きっぱなしでもオートストップが効きます。
これはオーバートルクを防ぎつつ仮締めを済ませられる機能で、逆に緩める方向にはオートストップが効きませんから、ナットの着脱は単発モードに入れておくと手早く済ませられそうです。
ちなみに単発モードで締まったナットをトルクゲージ付きのハンドルで緩めてみると、だいたい45から65ニュートンメートル程度。この値はあまり当てにはなりませんが、最終的にトルクレンチで調整するには、ちょうどいい感じの締め加減でした。
繰り返して念を押しますと、本来ホイールナットの緩締はインパクトレンチでやる作業。……のはずが、このインパクトドライバーにはタイヤ交換を誘惑するようなモードがあるから悩ましい。まあ試してみるしかありませんな。
その結果はまた次回。やはり鬼門はソケットビットでしたが、ちょっとした間違いから若干悲惨なことになってしまいました。それでは。
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