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多くのゲーマーが納得する機能を! Xperia 5 IIのゲームエンハンサーについて担当者に聞いた

2020年12月30日 12時00分更新

文● 中山 智 編集●ASCII

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ソニーモバイル「Xperia 5 II」

 ソニーモバイルのスマートフォン最新モデル「Xperia 5 II」は、アスペクト比21:9のディスプレーやトリプルレンズのカメラなど、様々な特徴を有しているが「ゲーミング機能」が強化されているのも魅力のひとつ。そこで同社でXperia 5 IIの開発に携わった企画部 ゲーム体験企画担当の田倉研冴氏と、企画部 Xperia 5 II商品企画担当の小嶋 諒氏に、その狙いなどについて聞いた。

ソニーモバイル 企画部 ゲーム体験企画担当 田倉研冴氏

ソニーモバイル 企画部 Xperia 5 II商品企画担当 小嶋 諒氏

ゲームエンハンサー誕生のきっかけ

──Xperia 1からゲーム機能として「ゲームエンハンサー」が搭載されていますが、このモードを採用したきっかけを教えてください

田倉研冴氏(以下敬称略) スマートフォンでゲームを遊ぶようになって、しばらくの間は「Xperiaアクション」という、ユーザーが何のアプリをしているかによって設定を最適化するという機能を搭載していました。

 その後、ゲームにより特化した環境設定をユーザーが求めているということが調査でわかり、さらにゲームに特化した機能を搭載しようという話が社内でもちあがりました。そこから、よりゲームに絞ったユースケースで最適な設定値やゲーム環境を作るにはどうしたらいいかを考え、インフルエンサーやeスポーツの選手など、様々なユーザーからのフィードバックを受けて現在の「ゲームエンハンサー」機能に至りました。

 Xperia XZ3まではゲームはそつなくこなすレベルでしたが、それではやはり時代のニーズに足りていません。イチから徹底してゲームをするときに、どんなアプリケーションが裏で動くべきなのかという制限も含めてテコ入れを行ない、今のモバイルゲームユーザーが本当に求めているのは何だろうということをプロゲーマーと議論をしながら開発を行なってきました。

 Xperia 1 IIとXperia 5 IIにおいては、プロフェッショナルな領域の人にも認めてもらえるような体験を作り出すために、さらに機能を磨き込んでいます。

──ゲームエンハンサーに対するユーザーからの反響は?

田倉 ポジティブな反応を多くいただいています。過去のXperiaの機能で満足していたユーザーからも、ゲームエンハンサーに対して「ツールとしてかなり便利」「普通のAndroidではできないようなことができるようになっている」という声をいただいています。他社のゲーミング向けスマートフォンと比べられる領域まで成長しているかなと思っています。

インストールしたゲームはゲームエンハンサーの中に自動で並ぶ

リフレッシュレートが120Hzに
Activisionとソニーモバイルの協業も実現

──Xperia 5 IIで強化されたポイントは?

田倉 ハードウェアとしてディスプレーのリフレッシュレートが120Hzに対応したことを最大限に活かすかたちで、今回新たに「カスタムモード」を搭載しています。Xperia 5 II以前のゲームエンハンサーでは「バッテリー」「バランス」「パフォーマンス」という3つのモードでした。これはどのようなユーザーがプレイするかによって求められる設定が違うものの、ゲームの設定にそこまで詳しくないユーザーもいるため、わかりやすくするために、3つのモードから選べるようにしていました。

リフレッシュレートとタッチレスポンスなどをそれぞれ個別に設定できる

 しかしXperia 5 IIでは、ディスプレーの表示レートやタッチスキャニングレートの設定の幅が広がったことで、パフォーマンスを究極まで高めることができるようになりました。ですが、それをやってしまうと、消費電力の問題もでてきます。そこで、モバイルゲームやデバイスに詳しいプレーヤー、パソコンでのゲーム体験を知っているプレーヤーにとっては、自分好みに調整できるほうがうれしいだろうと考え、「カスタムモード」を用意しました。ゲームをプレイするユーザー自身で、Xperiaのポテンシャルをフルに引き出せる最適な設定を見つけてもらえると思います。

──表示やスキャニングレートがあがると、ゲームにとってどういった効果があるのでしょうか?

田倉 Activisionとソニーモバイルの協業により「Call of Duty: Mobile」が120fpsに対応しましたが、ディスプレーの表示においてはリフレッシュレートが高いほど滑らかな映像でゲームが楽しめます。

 またタッチのスキャンレートを余分に取るということは、それだけ消費電力が増えることになりますが、その代わりに少し触れただけでも敏感に反応するようになります。イメージしやすく簡略化してお話しすると、タッチ操作時に1秒間指を動かして操作した場合、120Hzと240Hzでは、単純にタッチ入力をデバイスに伝える頻度が倍になります。その結果、プレーヤーの俊敏で精密な指の動きをより正確にデバイスに伝えることが可能になります。

 ただこの新しい操作感は、人によって良し悪しがあります。パソコンのマウスでいうところのdpiをあげたような状態なので、ちょっとマウスを動かすだけでカーソルが大きく移動してしまうような感覚になります。そのため、まずはゲーム体験をしながらベストな数値をユーザー自身が判断できるように、最大240Hzから4段階で設定できるようにしました。

さまざまな機能を一括でオンオフできる「コンペティションセット」。通知だけでなく電話着信までカットしてくれるので、誰にも邪魔されずゲームが遊べる

ゲームはスマホの中だけで完結するものじゃない
すぐにシェアしたくなる機能が大事

──ボイスチェンジャーをはじめ、「ゲーム配信」といった今風のゲームの楽しみ方をサポートする機能が多く搭載されましたが、その狙いは?

田倉 ゲーム体験の企画開発を行なうにあたり、今のゲームの広がり方や遊ばれ方を非常に重要視しています。スマートフォンはゲーム機として捉えられることもあるので、先ほどお伝えしたようなスキャンレートの変更などでゲームがより遊びやすくなることは、1人で遊ぶ場合の絶対条件として大切だと思っています。

 ただ、その体験を端未の中で完結させてしまうことはイマドキではありません。上手くいったプレイは見てもらいたい。すぐにSNSに投稿するし、シェアしたくなります。そのことが、デバイスとしての体験の良さを広めていくことにも繋がります。ゲームをより快適に遊べることに加えてそれをシェアする体験、その二つの軸で考えて、商品の機能を作り込んでいます。

ゲームエンハンサーのメニュー

バッテリーではなくシステムに給電
唯一無二の機能「HSパワーコントロール」

──ゲームで遊ぶとバッテリーを消費する印象があります。

田倉 ゲームはやりたいけどバッテリーがなくなるという状況は、皆さんよく経験されていると思います。Xperia 5 IIのバッテリー容量は4000mAhですが、最大画面輝度で遊んでいると、バッテリーの状況やプレイしているゲームによっては3~4時間でバッテリーが切れてしまう可能性もあります。コンソールやパソコンでゲームを楽しんでいるユーザーのなかには、一日中プレイするような人もいますので、スマートフォンのバッテリーではどうしても足りません。これを解決するには選択肢は二つあり、ひとつはゲームを一旦止めて急速充電して満充電になるまで待つ。もうひとつは、充電しながらプレイすることです。ですが、この「充電しながらのプレイ」が困りものです。

 バッテリーに急いで充電しながら、ゲームで使用する電力も充電中のバッテリーからすぐ供給するという状態になってしまうので、結果として本体の熱が上がってしまい、ゲームの動作に影響がでてしまいます。この声は以前から認識していたので、ゲームプレイ用に割り切った充電コントロールにしようと開発したのが「HSパワーコントロール」です。

 HSパワーコントロールはシステムに直接給電するため、充電しながらゲームをしても本体の発熱を抑えられ、ゲームパフォーマンスの低下や電池劣化を抑制できます。

 Xperiaのゲーム体験を企画するうえで、120Hzのリフレッシュレートなどの新しい体験を生み出していきたいという側面もあります。ただそれと同時に、ゲームプレーヤーがいま抱えている悩みや課題を聞いて、それに対しての答えをソニーモバイルとしてきちんと用意しようという気持ちで取り組みました。その結果のひとつが「HSパワーコントロール」です。

バッテリーに充電せずに、直接システムに給電するので本体の温度も上昇しにくい

5G時代にあった機能やサービスを!
Xperiaのゲーム機能はまだまだ進化する

──気になるPlayStation 5との連携機能はどうなっているのでしょうか?

小嶋 同じソニーグループとして、親和性を高めていきたいと考えております。

──今回、Xperia 5 IIの本体スピーカーが強化されましたが、ゲームにも恩恵はあるのでしょうか?

田倉 そうですね、Xperiaの良さはオーディオの良さでもあります。3.5mmのイヤホンジャックもついていますし、スピーカーの向きを正面にしたので、それだけでも音質はアップしています。

小嶋 ひとまわりサイズが大きいXperia 1 IIと同レベルのスピーカーを目指して開発し、Xperia 1 IIで培った技術資産を最大限生かして音のバランスやチューニングを設計チームが追求していきました。その結果、Xperia 5 IIではこの持ちやすいサイズ感にXperia 1 IIと比較しても遜色ないスピーカーサウンドを実現することができています。
なのでスピーカーを使ってゲームをプレイする際にも、音量・音質ともに高いレベルで楽しめると思います。

左はドコモオンラインショップ限定カラーのパープル。過去のパープルと同じ色を採用している

──今後、Xperiaシリーズのゲーム機能はどのように進化させていく予定ですか?

田倉 Xperiaは、eスポーツ選手のようなプロの方にも納得してもらえる高いゲーム性能を目指しているので、引き続きeスポーツ、モバイルゲームの世界に積極的に関わっていこうと思っています。

 Xperia 5 IIも5Gに対応していますが、これからも5G時代にあった機能やサービスを提供していきたいですね。実際に、ライブ配信機能や複数人が参加してマルチプレイできる機能などをご希望いただく声なども届いています。Xperiaとしてどのような体験をお届けできるか、今後も検討していきたいと思います。

──期待しています! ありがとうございました。

ドコモオンラインショップ限定にパープル
現在キャンペーン中!

 現在ドコモオンラインショップでは、現在2つのXperia 5 IIのキャンペーンを開催中だ。ぜひ奮って応募してほしい。

・Xperia純正カバープレゼントキャンペーン

 ドコモオンラインショップでパープルを購入者に先着3000名に、スタンド機能搭載の純正カバーがプレゼントされる。ケースを買わなくて済むのはうれしいし、純正ゆえにしっかりとフィットして、動画視聴に活躍するスタンドは使わないときはしまっておけるという優秀さ。元々Xperia 5 IIも防水対応だが、このケースもIPX5/8相当の防水に対応するのでより安心だ。キャンペーン概要は以下のとおり。

概要
ドコモオンラインショップにてXperia 5 II Purpleを購入した先着3000名に、Xperia純正カバー Purpleプレゼント(商品同梱発送、なくなり次第終了)。
キャンペーン期間
2020年12月18日(金)~なくなり次第終了(終了しました)
対象モデル
Xperia 5 II ドコモオンラインショップ限定カラー Purple
賞品
Xperia 5 II Style Cover with Stand (Purple) XQZ-CBAD
キャンペーンサイト
https://www.sonymobile.co.jp/campaign/docomo_purple_cover/
 

・mora qualitas +90間無料クーポンプレゼントキャンペーン

 ハイレゾなどの高音質な音楽を、定額聴き放題できるサブスクリプションの「mora qualitas」。アーティストこだわりの音をそのままの音質で楽しめるだけでなく、アーティストのバイオグラフィや、アルバムの作品レビューも読めるサービスになっている。ただでさえ高音質のXperia 5 IIで聴けば、より楽曲の世界観に浸れること間違いナシ。こちらはカラバリ問わず、ドコモのXperia 5 IIを購入した人全員にもれなくプレゼントされる。キャンペーン概要は以下。

応募対象モデル
docomo Xperia 5 II
応募資格
応募規約に同意し、かつ「応募期間」中に「Xperia Lounge Japanアプリ」に応募対象モデルからアクセスのうえ、応募した方。
応募期間
2020年11月12日~2021年1月31日
キャンペーン内容
docomo Xperia 5 IIをご購入のうえ、応募した方全員に高音質ストリーミングサービス「mora qualitas」の+90日無料クーポンをプレゼント(実質120日間無料)。
応募から特典送付までの流れ
docomo Xperia 5 IIを購入→応募期間中に購入端末で「Xperia Lounge Japanアプリ」から応募→応募から原則72時間以内(土日祝日・休業日を挟む場合を除く)にメールで特典クーポンが届く
キャンペーンサイト
https://www.sonymobile.co.jp/campaign/mora_20autumn_d/
Xperia 5 IIの主なスペック
メーカー ソニーモバイル
ディスプレー 6.1型有機EL(21:9)
画面解像度 1080×2520
サイズ 約68×158×8.0mm
重量 約163g
CPU Snapdragon 865
2.8GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 10
5G対応周波数 サブ6
無線LAN Wi-Fi 6
カメラ アウト:約1220万画素(標準、F値1.7)
+約2000万画素(超広角、F値2.2)
+約800万画素(光学3倍、F値2.4)
/イン:約800万画素
バッテリー容量 4000mAh
FeliCa/NFC ○/○
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ○/○(IPX5,8/IP6X)
生体認証 ○(指紋)
イヤホン端子
USB端子 Type-C
Qi ×
カラバリ ブラック、グレー、ブルー、ピンク、パープル(※ドコモオンラインショップのみ)
 

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