戦闘は戦略性も必要な本格的なRPG
本作のパーティ編成は、FRONTが2人、BACKが4人の計6人のキャラクターを配置できる。また、各キャラクターにはフラグメントと呼ばれるバフ効果のある装備品を1つ装備させられる。さらに、出撃前には他キャラクターから1キャラクターをサポートとして呼べるので、計7人で戦闘に参加することになる。
編成にはコストがあり、コスト分のキャラクターとフラグメントのみ設定できる。設定しなかった部分には、自動的にF小隊配備型ボン太くんが設定される。「フルメタル・パニック!」で相良宗介が、私財を投じて作らせた特殊防護服「量産型ボン太くん」由来のキャラクターなのだろう。
バトルはターン制で、プレイヤー側から攻撃が始まる。敵をタップすることでターゲットを変更でき、キャラクターを二度タップすると通常攻撃が行なえる。フルオート機能はないが、「ALLアタック」ひとつで個別選択していないFRONTキャラクターすべてが通常攻撃を行なうので、簡単なクエストを手早くクリアしていくのにストレスはそれほど感じない。また、バトルをスキップできる「スキップチケット」もあるようだ。
攻撃を行なうのはFRONTの3人。最初はFRONTに設定した2人と、サポートが登場する。各キャラクターは通常攻撃以外にSUPPORT SKILL、ACTIVE SKILL、必殺技が使用できる。SUPPORT SKILLとACTIVE SKILLには、チャージタイムとクールタイムがあり、チャージタイムがあるSKILLはその数字の分だけターンが進むと使用可能になる。一方、使用した後はクールタイムの分だけ、ターンが進むまで再使用はできない。
必殺技は攻撃をしたりなどしてゲージが100%になると使用できる強力な技になっている。
FRONTとBACKの入れ替えは、バトル画面下部のアイコンが並ぶ部分をスライドして行なう。正面3枠に入るキャラクターがFRONTとして使用できるため、配置順も戦略的に考える必要がある。
各キャラクターはBACKにいる間、アイコン左上部にある数値が減り、「R」になるとROTATION SKILLと呼ばれるSKILLが発動できるようになる。ROTATION SKILLは、そのキャラクターがBACKからFRONTに移動した際に自動的に発動するが、戦闘開始時に発動するか、戦闘終了時に発動するかはSKILL次第となっている。
さらに、戦闘中はプレイヤーが発動できるGIFT SKILLも使用できる。GIFT SKILLにもチャージタイム、クールタイムは設定されている。
また、各キャラクターにはタイプが設定されていて相性もある。ソーシャルゲームのRPGでは、大体が3すくみだが、本作ではタイプが10種類あり、割と複雑。しかし、攻撃するキャラクターの得意なタイプか不得意なタイプかは、ターゲットとして敵を選択した際に、味方キャラクターのタイプアイコンの表示で確認できる。上向きの赤いマークが表示されたら得意で、下向きの青いマークは不得意タイプなので、そのマークを頼りに戦えば問題なさそうだ。
さらに敵と味方には、タイプの他に「物理」、「特殊」その両方を併せ持つ「混合」といった「攻撃カテゴリ」が設定されている。「物理」は「特殊」に弱く、「特殊」は「物理」に弱い傾向にあるという。
そのため、タイプ以外にこの「物理」と「特殊」といった「攻撃カテゴリ」も考慮すると、敵に効率よくダメージが与えられる。