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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第329回

Apple Watchを買ったことがない人に教えたい、便利&いいところ10選

2020年12月02日 12時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

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Apple Watchのいいところ その6
好みの画像を壁紙にできる

 Apple Watchのウリの一つが文字盤を変更できること。多数の文字盤から気分に合わせて選べるのだ。クロノグラフ風やトゥールビヨン風、キャラクター物など多数のデザインが用意されている。

 さらに、任意の画像を壁紙に設定できるのもポイント。愛する家族やペットの写真を文字盤にすることも可能。とは言え、日本人にはあまりそんなエモーショナルな機能は合わないだろう。

 そう思っていたが、仕事でペットの画像を文字盤にしたら、癒やされすぎてそこからは愛犬の画像になってしまった。

お気に入りの画像を文字盤に設定できる

Apple Watchのいいところ その7
ヘルスケアに活かす

 スマートウォッチのメリットと言えば、活動量を見える化してくれること。「ヘルスケア」アプリで様々なデータを集約し、消費エネルギーなどを算出してくれる。ワークアウトにも活用できる。

 Series 6では血中酸素濃度を計測することも可能。「呼吸」から「血中酸素ウェルネス」→「血中酸素ウェルネスを設定」を有効にして、「血中酸素ウェルネス」アプリで計測し、ヘルスケアに役立てることができる。

 Apple WatchにはSeries 4から心電図機能が搭載されているのだが、残念ながら法律の問題で日本では利用できない。なる早での対応を期待したい。

Series 6では血中酸素を計測できるようになった

Apple Watchのいいところ その8
iPhoneのカメラでリモート撮影ができる

 Apple Watchからカメラアプリを起動し、シャッターを切ることもできる。シャッター音は鳴るので気付かれずに撮影することはできないが、ペットの油断した姿などを撮るときなどに利用できそうだ。

 わざとiPhoneにロックをかけず置いたままトイレに行って、勝手にのぞこうとした人の顔を……なんてドッキリは人間関係にヒビを入れかねないので避けた方がよいだろう。

Apple WatchからiPhoneを使ったリモート撮影ができる

Apple Watchのいいところ その9
iPhoneを探す

 家でも出先でもiPhoneを見失うということは多い。室内にあるとわかっていても、片っ端からひっくり返すのは手間だ。そんな時、コントロールセンターの「iPhone呼び出し」アイコンを押せば、iPhoneから音が鳴って場所を教えてくれる。

 「iPhone呼び出し」アイコンを長押しすれば、音と同時にフラッシュも明るく点滅するので暗い部屋ではすぐに見つけられるだろう。

「iPhone呼び出し」アイコンを長押しすれば、音と光でiPhoneを見つけられる

Apple Watchのいいところ その10
電話やトランシーバーとして使うことも可能

 スパイのようにApple Watchを口元に近づけて、電話やトランシーバーとして利用できる。もちろん、ワイヤレスイヤフォンを利用することも可能。セルラーモデルであれば、iPhoneが近くになくても電話ができる。

 とは言え、筆者の場合、電話はiPhoneを利用するのであまりこの機能は利用していない。しかし、電話がかかって来た時に手元で出るかどうかを判別できるのは便利だ。

 ちなみに、電話がかかってきて、音が鳴ってしまった場合は、手のひらで覆えばすぐに静かになるので覚えておこう。

iPhoneを出さなくても手元で相手を確認できるのが便利

Apple Watchのいいところ まとめ
ガジェットとして持っていて楽しい

 Apple Watchはガジェットとして格好いいし、バンドを自由に選んだり交換したりできるのもいい。ケースサイズは40mmと44mmが用意されている。ボタンが二つしかないので操作に迷うこともない。

 高度計を搭載しているので、屋内でも屋外でも上下移動を記録できる。IPX7等級の耐水性能を備えているので、水回りでも気兼ねなく利用できる。MacのロックをApple Watchで解除することも可能だ。音楽をApple Watchに保存したり、その逆にストリーミングで再生して楽しめる。転倒を検出することもでき、転倒後1分間に動きがなければ自動的に警察や救急などに通報する機能も備えている。

 アプリをインストールすることで、流れている音楽の情報を検索したり、生活習慣を改善したり、移動や乗り換えをサポートしたり、タスクを管理したりできる。IoT家電と連携し、家の鍵を開閉したり、テレビや照明をオンオフすることもできる。

 価格はApple Watch Series 6が4万2800円(税別)から、エントリーモデルのApple Watch SEが2万9800円(税別)からと、そこまでハードルは高くはない。もし興味があるなら、冬のボーナスもしくはクリスマスプレゼントを言い訳に手に入れてみては? きっと満足するだろう。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・銀座で営業中。

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