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MITテクノロジーレビュー

80年代の冷戦を描くキャンペーンモードやマルチプレイなどを用意

4K/120fps対応のPS5版「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」で次世代の凄みと臨場感あふれる戦場を体験!

2020年12月05日 13時00分更新

文● 市川 編集● ASCII

マルチやゾンビモード、バトロワ風チーム戦も!
小規模から大規模まで多彩なゲームモードを用意

「CoD」シリーズ恒例のマルチプレイモードもぜひプレイしてほしい。上記画像はランダムで発生する拠点を奪い合う「ハードコア」の様子

 「CoD」シリーズ恒例のマルチプレイモードも触れておこう。本作のマルチプレイモードは、名物的なゲームルールから戦略が求められる大規模戦まで、多彩な戦場体験が可能となっている。「CoD」ならではのスピーディーな展開は健在で、近所のスーパーへ買い物に行くような感覚(個人差あり)で気軽に遊べる。

CIAやMI6、スペツナズなど各国の特殊部隊の隊員に扮して、さまざまな作戦(ゲームルール)に参戦

 「CoD:BOCW」のマルチプレイモードは1980年代のスパイ戦にちなんで、CIAやMI6、スペツナズなど各国の特殊部隊による攻防戦を堪能できる。戦争というよりも特殊作戦といった印象ではあるが、銃撃のオンパレードに誰も予想できない大逆転劇、そして最後に訪れる勝利の快感など、「CoD」シリーズならではの醍醐味は新鮮なままだ。シリーズの面白さを長いこと維持し続けられるのは、ある意味凄いと感じてしまう。

シリーズ定番といえるゲームルールの数々。チーム戦から個人戦まで、さまざまなルールを用意している。好きなゲームルールを選んでクイックプレイすることも可能

「ロードアウト」で好きな装備を自由にカスタマイズできる

 本作のマルチプレイモードは、そういった「CoD」シリーズの醍醐味を受け継ぎつつ、新たな娯楽も加わったことでより刺激的な戦場体験が味わえるようになった。個人の好みが出てしまうマップも多少存在するが、新作が出るたびにゲーム全体がブラッシュアップされていくスタンスが、「CoD」シリーズにおける最大の利点といえる。

6対6の「VIP Escort」。ランダムで選ばれた1人のVIPを護衛するチームと、VIPを倒すチームが競い合う。交互にフェーズを交代し、6本先取したチームの勝利

12対12の「Combined Arms」。戦車やスノーモービルなどビークルが登場する大規模戦となっている

最大40人まで参加できる「Fireteam:Dirty Bomb」は、バトルロイヤルの「コール オブ デューティ ウォーゾーン」にも通じる戦略性の高いチーム戦。4人分隊10チームが広大なマップに降り立ち、ウランを集めて「ダーティーボム」を多く爆発させたチームの勝利

 今回新たに追加されたゲームルールは、6対6の「VIP Escort」、12対12の「Combined Arms」、最大40人まで参加できる「Fireteam:Dirty Bomb」。競技性の高い少人数のチーム戦から、バラエティに富んだ大規模戦まで、プレイヤーを飽きさせない多彩なミッションをプレイできる。

 個人的に面白いと感じたのは「Fireteam:Dirty Bomb」。広大なマップで繰り広げられる攻防戦はさることながら、4人分隊の連携と立ち回りが求められるゲーム性に競技的な面白さが詰まっていると感じた。

「ブラックオプス」シリーズ名物の「ゾンビモード」も復活。最大4人と共闘し、波のように押し寄せてくるゾンビたちに立ち向かえ

 また、「ブラックオプス」シリーズの定番である「ゾンビモード」も復活。ゾンビなどのモンスターが出現するウェーブを乗り越えて脱出を図るというものだ。こちらは4人までの協力プレイが胆で、友だちや他のプレイヤーと連携を組んで、波のように押し寄せてくる大量のゾンビを倒していく。ウェーブをクリアするたびに難易度も上昇するため、敵を倒すことで得られるお金で装備を強化しなければならない。さらに謎解きや美味しい報酬が得られるイベントも用意し、仲間との熱い共闘が楽しめる。

 そのほか、基本プレイ無料のバトルロイヤルタイトル「コール オブ デューティ ウォーゾーン」をインストールしていれば、メニュー画面からすぐにアクセス可能だ。キャンペーンモードやマルチプレイモード、ゾンビモードなど多種多彩なゲームモードを網羅した「CoD:BOCW」。一部気になる点もあるが、アップデートを重ねれば少しずつ改善され、より遊びやすくなることだろう。

 何はともあれ、本作が提供するゲームモードの数々は、多くのプレイヤーの闘争心に火を灯してくれる。兵士になりきって臨場感ある戦場へ駈け込もう。

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