ドコモと小田急電鉄は「XRシティ SHINJUKU」を11月18日からスタート。小田急新宿駅の西口地上コンコースでは「XR Collection&Museum」、新宿サザンテラスでは「XR Wonder Park」と2つのXR技術を活用したコンテンツがスマートフォンやタブレットで楽しめる。
「XR Collection&Museum」は、美術鑑賞ができる「XR Museum」と、ファッションショーが楽しめる「XR Collection」に別れており、専用アプリ「STYLY」をインストールし、アプリから会場にあるQRコードを読み込むとコンテンツが楽しめるようになっている。
「XR Museum」では多摩美術大学工芸学科と彫刻学科の作品を展示。QRコードを読み込んだ後、特定の場所をタップしたり、一定方向にスマホを向けると、その場所に作品がスマホ内に表示される。
一方の「XR Collection」では、同じくQRコードを読み込み、小田急百貨店の大階段にスマホを向けると、ディスプレー内はファッションショー会場に変化。文化ファッション大学院大学から選ばれた10人の作品を着たバーチャルモデルが、次々とランウェイを歩き始める。
今回、大学生の作品を展示することについて、小田急電鉄生活創造事業本部 新宿プロジェクト推進部課長の北島大氏は、「卒業制作をコロナ禍で展示できずに壊してしまったと聞いた。それならばデジタルの下で美術芸術が発展する場を設けられれば」と語っていた。
新宿サザンテラスで行なわれている「XR Wonder Park」は、3つのミッションをクリアする、ゲーム性を持たせたコンテンツとなっている。こちらもまずは専用アプリの「XRWonderPark」とインストールし、アプリを起動。するとチュートリアルが始めるので、それをクリアするとゲームがスタートする。
新宿サザンテラスに配置された「ワンダーポータル」を読み込むと、ゲームはスタート。新宿サザンテラスを移動しながら、ARで表示されるキャラクターと会話をし、ゲームをすすめていく。ミッションはそれぞれ10分程度なので、すべてクリアするには30分ほどかかる。
実際に遊んで観たところ、かなり作り込まれていて、本格的なアミューズメントパークの施設と遜色ないくらい楽しめた。またARでメッセージを残せる「空間メッセージ機能」なども用意されている。
「XR Collection&Museum」と「XR Wonder Park」はともに無料で体験可能。期間は「XR Collection&Museum」が11月23日まで。「XR Wonder Park」は12月27日まで(10時~17時)となっている。