CI&T、リーン・アジャイル開発プロセスでKDDIの新プロセス構築を支援
CI&T株式会社
CI&Tは、KDDI株式会社のパートナーとして、独自のリーン・デジタル・トランスフォーメーション(リーンDX、リーン・デジタル変革)を用いて、より安定したプロジェクトマネジメント方法の提案と、新たなアジャイル開発プロセス構築の支援を致しました。
グローバル企業のDXを先導するCI&Tは、2019年3月より、KDDI株式会社(以下、KDDI)のパートナーとして、同社の新たなアジャイル開発プロセス構築に貢献してまいりました。
2012年頃からアジャイル開発を社内的に推進・展開してきたKDDIは、近年、顧客企業への開発サービスでのアジャイル開発の適用にも取り組んできました。今回KDDIは、顧客企業により計画的にデジタルソリューションを提供するため、CI&TのリーンDXおよびリーン・アジャイル開発プロセスに可能性を見出し、CI&T Japanをパートナーとして選択しました。
CI&Tは独自の手法「リーンDX」を自社・他社に適用しています。今回、KDDIが手掛けていたプロジェクトの1つを選定し、共に課題・原因の特定や目標立て、プロジェクト全体のプロセスを策定。CI&Tの開発チームが使用する、リーンの原則に基づいたプロセスやツールをKDDIの開発チームと共有しながら「Learn by doing (やりながら学ぶ)」により、プロジェクトを進めました。また、プロジェクト状況確認や提供価値の見える化を徹底することにより、主要ステークホルダーにもアジャイル開発により安心感を持って頂けるプロセスの構築に成功しました。
KDDIのクラウドソリューション部長である永澤 隆介氏は次のように述べています。
「多くの企業では、予算を決済するにあたり、スコープやスケジュールなど明確な根拠の下にアジャイル開発を進めることが求められます。開発当初は柔軟にスコープをコントロールできていても、多くのステークホルダーの関与によりプロジェクトの柔軟性やチームの自律を妨げるケースも出てきます。
そのため当社は法人向けのアジャイル開発に多数実績ありチームの自律とプロセスの遵守を両立しているCI&T社との取り組みにより、プロジェクト状況を可視化し、お客様の期待値をコントロールする方法を学びながら、KDDI独自のアレンジを加え、より進化したプロセスでお客様に満足頂ける体制を構築しました。
今後、一層のニーズが予想される5G・IoT分野において、KDDIの通信事業者としてのケイパビリティに法人様向けアジャイル開発体制とプロセスを加え、お客様とともに、当社だからできる新しいビジネス価値の創造を推進していきます。」
また、CI&Tのオペレーションマネージャー、橋永ローズは次のように述べています。
「今回の相談を受けた時から、プロジェクトに参加できることにワクワクしていました。チームのマインドセットを変えることや、仕事に対する喜びを感じてもらうこと、そして私自身の経験を活かしてKDDIチームを支援すること、すべての挑戦が、私をやる気と情熱で満たしてくれました。
このプロジェクトが始まった時、KDDI開発チームの皆さんはとても親切だった反面、”CI&Tが言っていることは本当に効果があるのか?”という不安も見られました。しかし、全員が学びに対して非常に積極的で、私もさらに意欲が湧きました。
そして、私自身の信条にもあるように、すべての変革は"人"から始まるものであり、KDDIのケースも同じでした。本プロジェクトは本当にやりがいがありました。KDDI顧客企業との打ち合わせは簡単ではありませんでしたが、チームが日々、継続的改善のマインドセットを取り入れていく姿を見ることができたのは、とても嬉しいことでした。この挑戦はまだ終わっていませんが、KDDIチームが開発プロセスを進化させ、より大きな挑戦をする準備が整ったことを誇りに思っています。」
CI&Tは今後もKDDIのパートナーとして、同社のDXや顧客事業拡大のサポートをして参ります。
◎事例記事について
CI&Tのウェブサイトに、今回のプロジェクトについて事例記事を掲載しております。
ご覧ください:https://koi-3QNLVZDCLQ.marketingautomation.services/net/m?md=NFJlHVMfzblCRJfhijvK2qpaOGzQ6%2FiJ
◎Agile Japan 2020 登壇について
また、2020年11月17日(火)18日(水)開催のAgile Japan 2020にて、本プロジェクトについての事例紹介セッションをCI&TとKDDIの共同登壇で行います。プロジェクトの経緯やリーン・アジャイルプロセス導入の体験談など、トークセッション形式でお話しします。ぜひ、ご参加ください。
(※CI&T・KDDIのセッションは11月18日(水)11時00分~11時40分の予定です。)
イベント詳細・チケット購入はこちらから:https://koi-3QNLVZDCLQ.marketingautomation.services/net/m?md=kXeauyRp0CKIv9zUfB1pDYlPSI5FejJs
KDDIについて
KDDIは、個人・法人のお客さま合わせて約5,800万の契約数を有し、通信を中心に周辺ビジネスを拡大する「通信とライフデザインの融合」を推進しています。個人のお客さまには主に「au」ブランドの移動通信と固定通信サービスに加えて、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育などのライフデザインサービスを提供しています。海外では、ミャンマーとモンゴルにおいて個人のお客さま向けサービスを提供し、「通信とライフデザインの融合」モデルを展開しています。さらに、法人のお客さまには、5GやIoTなどの技術を活用し、パートナー企業との連携によりお客さまのデジタルトランスフォーメーションをサポートするほか、KDDI「IoT世界基盤」や「TELEHOUSE」を軸に、グローバル規模でお客さまのビジネスに貢献するサービス・ソリューションをワンストップで提供しています。KDDIグループは、”社会の持続的な成長に貢献する会社”として、SDGsの取り組みを加速させ、お客さまや社会とともに持続的な成長・発展を目指していきます。詳しくはhttps://www.kddi.com/をご覧ください。
CI&Tについて
デジタル・トランスフォーメーションを加速するために - CI&Tはエンドー・ツー・エンドでデジタル変革を支援するパートナーです。デジタルネイティブな組織として、包括的かつスケーラブルなソリューションで顧客各社のビジネスインパクト実現を加速してきた25年の実績があります。グローバル展開する戦略・リサーチ・データサイエンス・デザイン・開発の3,000名の専門家たちとともに、顧客体験の革新および運用最適化による売上成長を可能にします。詳しくは、https://www.ciandt.co.jp/ をご覧ください。