ビデオカードがゴツく、大きく、重くなっている。各社のゲーミングマザーボードを筆頭にPCI Express x16レーンは堅牢性を高めたタイプが標準化しつつあるが、ボード長250mmを超えたあたりから、ビデオカードの後部は垂れ下がりがちだ。
そこで登場してきたのがVGAサポートステイ。巨大なビデオカードを支えるもので、直近ではGALLERIAの一部モデルにも採用されているほか、ビデオカードのパッケージに同梱されているケースもある。今回は意外と多く登場しているVGAサポートステイをチェックしてこう。
VGAサポートステイは、突っ張り棒タイプ、PCIスロットのネジ部を利用するガイドタイプの2種類がある。またRTX 30シリーズの多くにワークステーションで使用されるステイ用のネジ穴もあるのだが、こちらは入手性があるようでない。今後、増えてくるかもしれないタイプだ。
デカいビデオカードはどれがいいかと考えていたところ、GIGABYTE製ビデオカード「AORUS GeForce RTX 3080 MASTER 10G」が、現状販売されているビデオカードのなかで最大最重量クラスだったので、これをテストヘッドに採用した。319×140×70mm、重量1854gとケースを選ぶだけでなく、PCI Express x16レーンにも厳しい超重量級ビデオカードだ。