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超重量級ビデオカードを支えるVGAステイはどれがいい?

2020年11月10日 13時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII

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ビデオカードを下から確実に支える
突っ張り棒タイプ

 突っ張り棒タイプから見ていこう。長尾製作所が多くのバリエーションをリリースしており、また入手先も多い。サイズ違いと、設置面が磁石か粘着テープと分かれており、ケースサイズもしくは、ビデオカードとケース底部間との距離から選ぶ。また2チェンバー構造の場合は仕切り板とビデオカード間の距離が基準になる。

バリエーションが豊富
長尾製作所「VGAサポートステイ」

 筆者も使用している「N-VGASTAY03-XS」は、高さ10~75mmまで対応するもので、Mini-ITX/DTXやmicro ATX用ケース向けだ。「N-VGASTAY-SHORT」は、30~160mm、「N-VGASTAY-LONG」は30~300mm。それぞれ調整幅はネジで留めるため無段階で、マグネットタイプと粘着テープタイプが用意されているため、使用中のケースが磁性体か非磁性体かで選ぶといい。

長尾製作所の「VGAサポートステイXS マグネット式」(型番:N-VGASTAY03-XS)。実売価格は990円

GIGABYTE「GeForce RTX 3070 EAGLE OC 8G」と「N-VGASTAY03-XS」の組み合わせ

高さの調整が無段階
CoolerMaster「汎用ビデオカードホルダー」

 CoolerMasterの汎用ビデオカードホルダー「MCA-0005-KUH00」は、最大2基のビデオカードに対応する突っ張り棒だ。高さは最大250mmまで対応する(1段120mm)。三脚スタイルでマグネット内蔵となっているが、平面設置であれば三脚のおかげでケースの素性を選ばないで済む。

 ただ脚をすべて接地できるケースであることが条件になるため、スリムタイプのケースには厳しい。ミニタワー以上のケース向けと考えておきたい。なおケースの外側にも固定できるため、ヘッドフォンやコントローラー置き場としてもアリ。

CoolerMaster 汎用ビデオカードホルダー「MCA-0005-KUH00」

支柱は2分割できる

高さ調整もやりやすい。また写真を見てもわかるが、脚の長さに対応するケースであることが重要。対応CPUクーラー高150~165mmであれば問題ないが、際どい場合は、ビデオカード後部にVGAステイを移動させるなどしてがんばろう

アドレサブルRGBで鮮やかに発光する
DeepCool「GH-01 A-RGB」

 DeepCoolの「GH-01 A-RGB」は突っ張り棒に属するが、仕様としてはユニークだ。補助電源のケーブルオーガナイザーも兼ね、アドレサブルRGBにも対応する。対応する高さは47.2~154mm。付属の台座を取り付けると対応する高さが161~255mmとなる。

 ただ写真を見てもわかるが、無段階調整ではないため、ケースによっては微妙に高さが足りない、もしくは高くなりすぎる可能性があり、回避策としては底面の粘着テープの厚みを変更して微調整することになる。やや手間はかかかるが、補助電源ケーブルを隠した状態にしやすいため、すっきりしたビジュアルを目指すならば検討してみるといいだろう。

DeepCool GH-01 A-RGB 汎用ビデオカードホルダー。無段階調整ではないので、ちょっと加工するくらいの勢いが大事

補助電源ケーブルを隠せるのもメリットだが、柔らかめのケーブルでないときびしいほか、ビデオカードのデザインの影響も受けがち

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