工学院大学発のハルバッハモータの事業化を目指す株式会社マグネイチャーに出資
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(以下、「FVC」)は、同社が運営するロボットものづくりスタートアップ支援投資事業有限責任組合(以下、「ロボットものづくりファンド」)より、ハルバッハモータを開発する、株式会社マグネイチャー(以下、「マグネイチャー」)(本社:東京都八王子市、代表取締役:黄 声揚)に出資しましたことをお知らせいたします。
【マグネイチャーについて】
同社は、工学院大学の森下明平教授と横山修一名誉教授らがハルバッハモータの実用化および事業化を目指して、2019年3月に設立した会社です。
ハルバッハモータとは、永久磁石をハルバッハ配列に基づき配置することで、磁界が最大化され、高効率でのモータ回転を可能とする技術です。また鉄心が不要となり、モータ自体の小型軽量化も可能となります。これらの特徴を生かして、今後急成長が期待される「電気自動車」(EV)や、「空飛ぶクルマ」への応用を目指しており、中長期のターゲットとして風力や小水力などの発電事業への応用も視野に入れております。同社ではハルバッハモータ実用化の障壁となっていた、製造工程の自動化に道筋をつけており、2022年度には年間5,000台のモータ量産の体制構築に向けて、動き出す予定です。
【ロボットものづくりファンドについて】
ものづくり系スタートアップへの支援と大企業のオープンイノ ベーションの支援を目的として2019年12月に設立されたテーマファンドです。当ファンド最大の出資者である株式会社菊池製作所(以下、菊池製作所)を中心として、本取り組みにご賛同いただいた事業会社、金融機関と共に、ファンドの出資者全体で日本の新たなものづくりを支援してまいります。さらに菊池製作所においては、同社の強みである事業化から試作開発、量産開発まで一気通貫でハンズオン支援を行います。当ファンドは、シード~アーリーステージのものづくり系スタートアップをメインターゲットにステージを問わず出資対象としています。今回のマグネイチャーへの出資により、ロボットものづくりファンドからの出資は5社となります。
【FVCについて】
京都に本社を置く独立系ベンチャーキャピタル。地域のベンチャー企業を支援するための「地方創生ファンド」と事業会社のオープンイノベーションを促進するための「CVCファンド」に取り組んでいます。また、資金を投入するだけでなく、長期的な事業継続に向け、事業育成、人材育成、事業コンサルティングなどの支援を行っています。
【出資先概要】
会社名 :株式会社マグネイチャー
WEB :https://magnature.jp/
設立日 :2019年3月13日
所在地 :東京都八王子市美山町2161番地21
代表者 :代表取締役 黄 声揚
【会社情報】
会社名 :フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
WEB :https://www.fvc.co.jp/
設立日 :1998年9月
所在地 :京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町 659 番地 烏丸中央ビル
代表者 :代表取締役社長 松本 直人