このページの本文へ

「ATBeX」を介して、それぞれが提供するネットワーク接続サービスを双方の顧客が利用可能に

アット東京とブロードバンドタワー、DC間接続で連携サービス

2020年11月06日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 アット東京とブロードバンドタワーは2020年11月5日、データセンター間接続による両社連携サービスの提供開始を発表した。アット東京の顧客、ブロードバンドタワーの顧客は、アット東京の相互接続プラットフォーム「ATBeX」を介して双方のネットワーク接続サービスを利用できる。

アット東京のWebサイト

ブロードバンドタワーのWebサイト

両社連携サービスのイメージ図。データセンター間接続を通じて、それぞれが提供するネットワーク接続サービスを利用できる

 アット東京、ブロードバンドタワーの両社は2019年7月、データセンター事業における戦略的パートナーシップによるデータセンター間接続について発表し、サービス連携についての検証を重ねてきた。今回発表したサービスはこのパートナーシップに基づくもので、両社の顧客はたとえば次のような新サービスが利用できるとしている。

●ブロードバンドタワーのIPトランジットサービス(ISP/コンテンツプロバイダー向けインターネット接続サービス)をアット東京で利用
 アット東京の顧客がATBeX経由で、ブロードバンドタワーのIPトランジットサービス(AS9607)を利用できる。アット東京のサービス(AS9999)と組み合わせることで、異なるASでのマルチホーミングインターネット環境を構築できる。

●アット東京のクラウド接続サービスをブロードバンドタワーで利用
 ブロードバンドタワーの顧客がATBeX経由で、AWS、Azure、Google Cloud、IBM Cloudなどのクラウドへの閉域接続サービスを利用できる。50Mbps~10Gbpsまでさまざまな帯域のダイレクト接続を、短納期で柔軟に構築可能。

●アット東京~ブロードバンドタワー間のラック間接続専用線サービス
 アット東京とブロードバンドタワーのデータセンター間相互接続環境を用いて、拠点間を跨いだレイヤー2専用線接続を容易に構築できる。50Mbps~10Gbps未満の帯域はATBeX経由で、10Gbpsおよび100Gbpsの帯域はWDM(波長多重分割)方式のデータセンターインターコネクト(DCI)サービスで提供する。

 両社では今回のデータセンター間接続サービス開始を契機として、今後もさらに両社のサービス/ソリューション活用などでパートナーシップを強化していくと述べている。

カテゴリートップへ