最大4人まで協力プレイできるので、ハロウィンにおススメ!

ホラーゲーム好きもビビる! 話題の「Phasmophobia」は極限の恐怖と謎解きの面白さが詰まった幽霊調査ゲームだ!

2020年10月31日 13時00分更新

文● 市川 編集● ASCII

いま話題の幽霊調査ゲーム「Phasmophobia(ファズモフォビア)」を紹介!

 もうすぐハロウィンの夜が訪れる。この時期になると、ハロウィンのコスプレを着た人々でにぎわう渋谷の光景を思い浮かぶのだが、今年は自宅でホラーの秋を満喫する人が多いことだろう。自宅でハロウィン気分を味わいたいと思う人に向けて、「Phasmophobia(ファズモフォビア)」というホラーゲームをおススメしたい。

 本作はKinetic Gamesが手がけたインディー・ホラーゲームで、現在YouTubeなどの動画配信サイトで実況動画が次々とアップされ、人気を博している。私が本作を知ったきっかけは、ゲーム実況者であるガッチマンさんの実況動画だった。これはハロウィンにふさわしいゲームであると同時に、単純に面白そうだと思い、レビュー対象として本作をチョイスした次第だ。そういうわけで、本記事ではPhasmophobiaの魅力を紹介する。

憧れ(?)の心霊調査員を体験できる!

 Phasmophobiaは、幽霊調査員になりきって、現場にいる幽霊を特定する探索型ホラーゲーム。現場をくまなく探索し、さまざまなガジェットを使って証拠を集めていき、該当する幽霊を突き止めることが目的だ。証拠をそろえてから該当する幽霊を報告し、見事正解したらギャラがもらえる。実在するかどうかは不明だが、ホラー映画に出てきそうな幽霊調査員をなんとなく体験できるのが本作のウリとなっている。とはいえ、軽い気持ちで挑むと痛い目に遭うが……。

まずは仕事を受注。小規模~大規模なステージを用意し、ソロでもマルチでも楽しめるようになっている。アマチュアからプロフェッショナルまで難易度があり、高ければ高いほどギャラも美味しくなる

仕事を受注すると、拠点であるトラック内からスタート

ミッション内容を確認。幽霊の特定がメインだが、幽霊の写真を撮ったり、指定されたアクションを達成したりするとさらにギャラがもらえる

トラック内にある棚から必要なガジェットを装備し、いざ現場へ。3つまでしか装備できないので、回収のために現場とトラックを行き来することに。ソロの場合は、あらかじめ現場内にガジェットを置いておくといい

 仕事を受注すると拠点のトラック内からスタートし、ガジェットを装備してから現場へと赴くことになる。ガジェットの装備数は3つまでと限られており、現場の状況によってはトラックと現場を何度も往復することになる。トラックに置いてあるガジェットを装備し忘れるのもそうだが、仕事開始前に攻略するうえで欠かせないガジェットを買い忘れると、難易度は一気に高くなってしまうのだ。加えて、幽霊から身を守るガジェットを忘れたら……。想像するだけで悪寒が走ってしまう。

暗すぎてわかりづらいと思うが、トラックを出て現場へ向かっている様子

現場に入ると不気味な轟音が鳴り響く。しかも中はほぼ闇に包まれており、懐中電灯がないと探索は難しい

 雨が降りしきる外を突っ切って現場に入ると、不気味な轟音がずっと鳴り響き、それだけで恐怖度は一気に右肩上がりだ。そのうえ部屋は暗闇に包まれており、1歩進むだけで恐怖と不安は増幅していく。ホラーゲーム的に100点な雰囲気を醸し出しているのだが、苦手な人はここでリタイアしてしまうかもしれない。調査以前に、現場をスムーズに探索できるかどうかが最初の課題となる。

ガジェットを使って現場内を探索。上記画像に映っているのは、幽霊の居場所を特定できる「EMFリーダー」と呼ばれるガジェットだ。レベル5に達したら証拠になる

3つの証拠を見つければ該当する幽霊が判明するようになっている。ホラーゲームでありながらも探偵の気分で謎解きに挑戦できるのが本作の面白いところ

ジャーナルには各幽霊の特性が記載されている。特定に必要な証拠も書いてあるので、もしつまづいたら逐一チェックしてみるといい。

幽霊を特定できればギャラがもらえる

 さて、現場に入ったら調査開始。いろいろなガジェットを使って証拠を3つ集め、該当する幽霊を特定する作業を進めていく。たとえば「スピリットボックス」「ゴーストライティング」「指紋」の証拠から、幽霊は「スピリット」に違いないといった推理ができる。幽霊によっては証拠と検証方法が異なるため、もしわからなくなったらジャーナルを開くといい。

マイクを使って幽霊と対話ができる「スピリットボックス」

   個人的に凄いと感じたガジェットは、マイクを通して実際に幽霊と対話ができる「スピリットボックス」だ。「幽霊の名前」はもちろん、「どこにいますか?」などマイクを使っていろいろ話しかけると、幽霊から返事がもらえる場合がある。「ADULT」と表示されているのは幽霊から返事が来たという証拠を指している。幽霊を特定する手段だけでなく、自分の声を使って幽霊とコミュニケーションできるのも本作の面白いポイントだ。

「温度計」を使って現場をチェック。氷点下になったら証拠確定だ

「ゴーストランディング」と呼ばれるノートを置くと、幽霊が紋章や文字を書く場合がある。これで証拠確定だが、突然ノートに何かを書きこまれるとそれはそれで恐ろしい

 探索ホラーゲームでありながら、謎解きゲームという一面もあわせ持っているのが本作の特徴だ。感覚的には調査員というよりも名探偵に近く、集まった証拠をもとに該当する幽霊を見つけていく面白さがあった。辛抱強く探索しないと証拠が出てこない場合もあるため、難易度はやや高いと感じた。だが、気がつけば怖いのを忘れて幽霊調査に没頭する自分がいた。

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