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第10世代Intel Core i7-10750H、GeForce GTX 1650 Ti搭載のコストパフォーマンス高いモデル

ノートPCで120Hz&17.3型の大画面でゲームを楽しめ、本体も薄い!しかも10万円台半ばという存在感抜群のゲーミングノート

文●石川ひさよし

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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eスポーツタイトルなら常時120fpsを高画質で

 最後にパフォーマンスをベンチマークで見ていこう。

 PCMark 10 Extendedテストでは、Overallが5458ポイントだった。各シナリオのスコアはEssentialsが9266、Productivityが8138、Digital Content Creation(DCC)が4115、Gamingが7729。DCCのスコアはやや低めだが、メインストリーム向けGPUというポジションなりのところと統合GPU搭載モデルと比べればひとつ上といった辺りだ。ゲーミングを含め、ホーム/ビジネスとも十分なパフォーマンスであることが分かる。

PCMark 10 − Extended

 CINEBENCH R20スコアはCPUが2526、CPU(Single Core)が449。TDPが45Wと大きめかつクロックが高い設定のため、CPU(Single Core)のスコアはノートPCとしては高めで、マルチスレッドのCPU側は6コア12スレッドなりで8コア16スレッドCPUと比べれば低いが十分なスコアと言える。

CINEBENCH R20

 3DMarkでは、Fire Strikeが9414、Time Spyが3966だ。DirectX 12はやや負担が重いもののDirectX 11であればまずまずのフレームレートが得られるといったところ。フルHD、高画質設定で楽しめるのはDirectX 11ベースの軽量タイトル中心となる。

3DMark − Fire Strike

3DMark − Time Spy

 GF75 Thinが想定するゲームプレイシーンに合わせて、実際のゲームでのフレームレートを見ていこう。

 FPSタイトルの「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」。最高画質設定で平均fpsは176、最小fpsは136fpsだった。最小fps側でも120fpsを超えており、これならばV-Sync(垂直同期)をONにしてチラツキのない常時120fps、120Hzパネルのスペックを引き出すことが可能だ。

Tom Clancy's Rainbow Six Siege − 1920×1080ドット、最高画質

 続いてもFPSタイトルの「VALORANT」。すべてのオプションを最大、ON、4xAA、16xANISOとした状態でフレームレートが192.03fpsだった。先のTom Clancy's Rainbow Six Siegeと同様、最高画質でもパネル性能を最大限活かすことが可能だ。

VALORANT − 1920×1080ドット、画質設定は4xAA/16xANISOに加え各オプションを最大、ONとした状態で計測

 戦車がテーマのオンライン対戦ゲーム「World of Tanks enCore」。三つのプリセットがあるが、グラフィック品質「超高」でも14215ポイント、「高いパフォーマンス・レーティング」を得られている。

WoTX.png World of Tanks enCore − 超高(1920×1080ドット、TSSAA HQ)

 MMORPGタイトルの「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」。最高品質時のスコアは10957で、評価は「非常に快適」となった。平均フレームレートは73.89351fps。このRPGタイトルの場合、快適ラインは60fpsなのでそれを十分に満たしている。

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク − 1920×1080ドット、最高品質

 最後は同じファイナルファンタジーでもアクションRPGでグラフィックス負荷がさらに高い「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」。高品質時のスコアは4137で評価は「普通」だ。プレイに問題ないものの、60fpsは満たしておらず時折映像にスムーズさが欠けていると感じるシーンもあった。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク − 1920×1080ドット、高品質

 こうした重いタイトルをGF75 Thinで楽しむ場合は画質設定を調節していくことになる。ひとつ落とした標準品質では5775、「やや快適」になり、もうひとつ落とした軽量品質では7715、「快適」評価となった。一方、画質高めをたもちつつ解像度を引き下げる方法もある。1280×720ドットでのテストでは、高品質で5976「やや快適」、標準品質で9126「とても快適」となった。

1920×1080ドット、標準品質

1920×1080ドット、軽量品質

1280×720ドット、高品質

1280×720ドット、標準品質

大画面の快適さを抜群のコスパで実現するゲーミングノートPC

 GF75 Thinは、ゲーミングエントリーとして手頃な価格帯にありながら17.3型というノートPCとしてはひとつ上のサイズで快適さを向上させた製品だ。「17.3」という数値で見るとデスクトップPC用の単体ディスプレイよりも小さいが、ノートPCのディスプレイとデスクトップPCのディスプレイでは眼とパネルとの距離が異なる。ノートPCのほうが眼とパネルの距離が近く、それだけ大画面に感じられる。近過ぎると感じたならば離すことも自由なノートPCだ。店頭などでは、自分が使用するだろう距離を意識して17.3型パネルのサイズ感を確認してみるとよいだろう。

 そしてパフォーマンス。ゲーム性能はベンチマークのとおり。「軽め」という縛りはあるものの言い換えればプレイ人口が多い人気タイトルのカバー率は高い。また、そのパフォーマンスはゲームだけではない。大画面と合わせてホーム/ビジネス用途でも快適だ。実売価格は15万5000円前後で、ゲーミングノートPCとしても、ホーム/ビジネス用ノートPCとしても1台で広範囲をカバーできる製品と言えるだろう。

GF75 Thin詳細ページ
MSIサイト

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