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新車を買った情報2020 第66回

最小ケルヒャー「K MINI」人気の理由

2020年10月24日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■日用品としての収納性と取り回しの良さ

 気が利いているなと感心させられるのは、トリガーガンや高圧ホースを、本体裏側のバスケットに完全に収納できること。ACコードは足の部分に巻き付け、クリップで止めておけばほどけない。簡便な方法ですが、これでスッキリ片付けられます。

 収納用のバスケットも着脱式で、外しておけば作業の邪魔になりません。この実働状態での取り回しの良さもポイントで、上部についた大きな取手も握りやすく、本体を移動させながら使う場面でも便利なものです。

■コンパクトさはホースのおかげ

 バスケットの中身を展開すると、これだけの物が収まっています。2分割式のトリガーガン、そしてノズル。そして5メートルの高圧ホース。これらはK MINIの専用品で、この製品の収納性の肝になる部分です。

 特に感心したのは「プレミアムフレックス」と呼ばれる高圧ホース。外径が細く、肉厚も薄い柔軟な材質で、伸ばすのも巻き取るのも簡単。5メートルという長さの割にかさばりません。

 今までの高圧ホースでは、K MINIのバスケットには綺麗に収められませんから、このホースがなければK MINIの商品企画自体が成り立たなかったかもしれません。

 高圧ホースのカプラは、両端ともケルヒャー式のクイックコネクト仕様。同じカプラを使う純正ホース、サードパーティ品、プロ仕様の高級ホースにも交換可能です。

 ただし、どれを選んでもK MINIらしい使い勝手は削がれます。ホースを交換する前提であれば、わざわざ割高なK MINIを選ぶ必然は薄い。そこがこの製品を選ぶ際のポイントです。

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