【Hamamatsu ORI-Project】冠水エリア予測システム実証実験を開始!
浜松市
冠水が発生するエリアに各種のセンサーを設置
本市では、令和元年10月「デジタルファースト宣言」を行い、デジタルの力を最大限に活かした持続可能な都市づくりの推進を掲げ、デジタル・スマートシティによる都市の最適化の実現や、市民の皆様の生活の質(QoL = Quality of Life)の向上を目指して取り組んでいます。
令和2年10月6日に、水位センサー4機、冠水センサー4機を冠水が発生する「若林北交差点」付近に設置いたしました。本センサーが収集するデータを管理し、GIS上に表示することで「冠水エリアの予測」「冠水メカニズムの解明」を検証する予定となっております。
本実証実験は、データ連携基盤「FIWARE(実証環境)」とデータを活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」の採択プロジェクトの一つとなっております。(提案者:オサシ・テクノス株式会社)
参考プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000049248.html
▼水位センサー
水圧測定を利用して、設置場所の水位がどの程度上昇しているか、数値で確認することが出来ます。
(一部の水位センサーにはカメラも設置)
▼冠水センサー
水に浸かることで反応するセンサー。設置場所の冠水を知らせることが出来ます。
▼表示MAPイメージ
※ぼかし部分には水位等のデータが表示されます
背景
現在、気象災害は増加しており、浜松市も例外ではない。特に東海地方は台風による被害を受けやすく、昨年も複数の地域で冠水が発生している。本実証は、このような背景のもとで下記のことを目的とする。
目的
1.冠水エリアの予測・検知
現在、排水能力に起因した冠水は検知する仕組みが構築されていないことがほとんどであるため、冠水が発生するエリアにセンサーを設置し、リアルタイムでの冠水検知を検証する。
2.冠水メカニズムの解明
今回実証するエリアにおいて、冠水が何故発生するのか、そのメカニズムは明確に判明していない。
河川の水位などのデータと本実験のデータを用いて、冠水メカニズムの解明に向け検証する。